白井弓子初期短篇集 (IKKI COMIX rare)
白井弓子初期短篇集 (IKKI COMIX rare) / 感想・レビュー
∃.狂茶党
同人誌初出作品などをまとめたものらしく、作者の想いが、割とストレートに出てると思われる。 いずれも大変短く、SFやファンタジー作品については、もうちょっと説明的なこと描いていた方が一般読者の理解を増すのではないかとおもったり。 『IKKICOMICS rare』は玉石混交で、本書も手放しに絶賛するようなものではないのだが、この作家の生々しいところに触れるレアな作品集ではないかと思う。 (『JSC』レーベルよりもさらに埋もれた作品を、本にまとめて、貴重なレーベルでした。)
2023/07/01
ぐうぐう
『天顕祭』の力強いタッチとは違い、初期の白井弓子は、とても優しい線と内容の物語を描いていたのだな。しかし、読み進めていくと、現在の彼女に繋がってくるような感覚になってくる。どの作品も好感を抱かせるものばかりだが、高橋を主人公として連作「touch」が特にいい。心に染みる。
2010/08/18
くり坊
市販されてる白井弓子さんの未読のラスト1冊。ブックファーストで書店員さんのポップがついて置いてあったんで購入。なかなか(^_^)vでした。
2013/10/26
ikki
あとがき読むとそれだけではないのもわかるんですが、ある意味ノンフィクションぽいリアルさがあるような作られた感のないお話とファンタジーとが共存している空気がなんとなく心地いい。当然これからHPを覗きにいこうと思っている。
2010/07/11
間立
『天顕祭』の人だ! 美大でまっとうに勉強していたひとの絵。彼女の内なるものに触れることができて幸運である。
2012/01/02
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