前略、前進の君 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
前略、前進の君 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) / 感想・レビュー
ぐうぐう
JKなどど彼女たちを一括りにする。「彼女たち」もまた「私たち」と自らを一括りにしてしまう。「フツー」という呪文を唱えて、安心を導こうとする。制服も、ダイエットも、援交も、「フツー」であろうとする結果だ。鳥飼茜は、そんな「彼女たち」の個々の心の叫びに耳をすます。「彼女たち」を救えると鳥飼は思っていない。なぜなら「私はあなたではないから」。だから「あなたのとなりで私は私を救う」。それが「私たちは私たちを救える」のだと、「あなた」の隣で鳥飼は囁く。鉛筆画で描かれた、これは「あなた」の、そして「私」の物語。
2018/10/14
江藤 はるは
「どうでもいい」とかそんな言葉で汚れた心 今放て
2020/02/21
かやは
ペン入りしていないような絵柄。フォントも手書きなのかな?こういうのがあるのかな?漫画という形態の詩集のようだと思った。鳥飼さんの漫画は何冊か読んでいるけど、正直あまり共感することはない。けれどもすごく面白いし、登場人物の抱える痛みが伝わってくるのが好きだなあって思う。私はきっと、運良く傷付かない人生を送ってこれた人間だ。だからこそ、傷跡を持つ人のその模様を美しいと感じてしまうんだと思う。勝手な話だけれども。
二人娘の父
私が読んでよかったのだろうかと、反省してしまった。
2022/08/14
おだんだん
話は曖昧で複雑でスッと入ってこなかった。でも若い頃の煩わしい苦い感情を思い出すようだった。絵がうまい。
2019/05/28
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