ぼくんち (1) (スピリッツとりあたまコミックス)
ぼくんち (1) (スピリッツとりあたまコミックス) / 感想・レビュー
夜間飛行
家族はたまたま一緒にいるだけなんだろうか。家族って何だろう。《ぼく》のお姉さんはピンサロ嬢で肝が据わり、弟たちに滅っ茶やさしい。家出したお母さんが別の子を連れているのを見て泣きじゃくるぼくを、鼻血が出るまでビンタして、「泣いたら世間がやさしゅうしてくれるかっ。泣いたらハラがふくれるかあ。泣いてるヒマがあったら笑えっ」とどやしつけるかと思えば、命がけで弟たちを守ってくれたりもする。人は愛する誰かを愛するだけで十分であり、立派な者になる必要などないのだ。強さもやさしさも足りない私はこのお姉さんから教えられた。
2018/06/02
ぐっち
何度目かの再読。海と山しかない町で、手のひらに入る分しか持ってない人達の話。何度読んでもすごく沁みる。二太にはにいちゃんとおねえちゃんがいて良かった。さおりちゃん、こういちくん、鉄じい・・・ちょびっとしかなくても分け合える。
2015/09/05
たまきら
うわあ、本棚の奥から出てきた!懐かしい!
2015/08/21
bros
タイトルだけ知ってたけど、内容は想定外で、時折涙が出た。胸の奥がつまる。お姉ちゃんの存在の大きさ、深さ、あたたかさが支えなんだね。
2013/07/14
navy
無茶苦茶な話なのにどこか温かくて度々グッとくる。明らかにおかしな世界なのに、絶望していない彼らの姿はたまらない。お姉ちゃんの存在が希望であり救いだ。
2011/10/18
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