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ぼくんち (3) (スピリッツとりあたまコミックス)

ぼくんち (3) (スピリッツとりあたまコミックス)

ぼくんち (3) (スピリッツとりあたまコミックス)

作家
西原理恵子
出版社
小学館
発売日
1998-02-18
ISBN
9784091792730
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ぼくんち (3) (スピリッツとりあたまコミックス) / 感想・レビュー

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夜間飛行

バイトの娘がシンナー中毒で店に放火し、店主はメチル焼酎飲みながら炒め物をしている中華料理屋。また、生まれた時から騙され続けた女達が最後に辿りつくソープランド「完熟」の話。ストーリーは苛酷を極めるようだが、何か今までとトーンが違う。弱さを見せなかったこういちの情感溢れるモノローグに、一太・二太兄弟の目から見てきた作品世界が動き始めたように思っていると、やはり一太は苦労しながら独立し、二太は漁師のじいちゃんの舟で旅立っていく。家族が別れ別れになるのは寂しいけれど、最後の二太の笑顔に救われて幸せな気分になった。

2018/06/04

鷺@みんさー

サイバラの絵が苦手だ。初めて読んだのは高校の時、図書館にあった『晴れた日は学校を休んで』だった。私はその頃、家から徒歩5分の高校に通っていて、進学クラスで先生の信用も厚く、だから何度元気そのものの顔で「風邪で休みました」って言っても、先生は許可の判子をくれた。私はこの先生はもしかしてすごいアホなんか、或いはわかっててやってくれてるんやろなーと思ってた。その時両親は仕事で他府県にいて、私はばーちゃんと二人暮らしで勉強と家事とバイトと部活でストレスで死にかけてたから。

2018/05/18

林 一歩

二日酔いの朝に再読。こういちくんのお姉さんが亡くなった以降の挿話は涙なしでは読めず弱った。うまくオブラートに包んではいるが「部落差別」というデリケートなテーマで、無頼と叙情性が共存する稀有な作品。これはもう文学である。

2014/05/31

ぐっち

何度目かの再読。何にもない生活だって(だからこそ?)、ずっとは続かない。切ないなあ~。西原理恵子の中で今のところこれが一番好きです。

2015/09/05

たまきら

何度読んでも泣けます。子供には環境が大事。でも、切ない決断です。やっぱ本棚に戻そうっと。

2015/08/21

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