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女の子ものがたり

女の子ものがたり

女の子ものがたり

作家
西原理恵子
出版社
小学館
発売日
2005-04-13
ISBN
9784091792754
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女の子ものがたり / 感想・レビュー

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みゃーこ

切なくて涙がでた。 女の子の一生、そのやるせなさを、時に繊細に具体的に時に幻想を織り混ぜて、こんなふうに鮮やかに見せ魂に訴えかけてくる作品として表現できる西原理恵子 は天才だと思う。

2013/09/16

ちはや@灯れ松明の火

きれいな服、やさしい家族、たのしい毎日、そんなの夢の中にしかない。嫌いだけどともだち、ともだちなのに恥ずかしい、それはわたしと同じだから。なりたいわたしにはなれないと、わかってるから。結婚はしあわせなゴールなんかじゃない。女の子じゃなくなったら、もう夢の中にも逃げられなくなる。それでも、どうしたってわたしたちは大人になる。殴られ続けると、しあわせになんかなれっこないとわかってるのに。あの日同じ原っぱにいたわたしたちはちがう道を歩いていく。今ならわかる、あの子たちが好きだった。わたしたちはともだちだった。

2018/02/26

sui

母が再婚し、大好きな祖父と暮らしていた海辺の村を離れ、山と田んぼと工場のある街へ越した幼少期からのお話。うわぁ・・・と何度も絶句する。切ないとか悲しいなんて、ぼーんと飛び越えちゃって、痛くてたまらない。貧困の連鎖とかそんな堅苦しい言葉は似合わない。街全体が底なし沼みたいだ。成長するごとに、生活が続くごとに、どんどん深みにはまっていく。抜け出すことが出来ない。小さな女の子の心の描写がすごい。小さな頃の心の動きをこれ程覚えているということは、それだけ壮絶な葛藤があったからだろう。西原さんの本、また読もう。

2017/07/22

AKIKO-WILL

切ない感じです…多感な少女から女性に変わって行く中で仲良くなる3人…それぞれに違う悩みを抱えていてシアワセになりたいはずなのに上手くいかない感じが切なさをましますね…

2014/11/09

3939タスタク

ただの昭和懐古の作品では無い、リアルでちょっと怖い部分が見え隠れするが、それぞれが幸せを求めている姿に胸が締め付けられる、とにかく切ない。

2013/06/15

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