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フラングメンツ 1

フラングメンツ 1

フラングメンツ 1

作家
山本直樹
出版社
小学館
発売日
1997-02-01
ISBN
9784091792815
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フラングメンツ 1 / 感想・レビュー

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アズル

「あっ、これはキクチくん」年末の全巻買いで、この本を買いました。そうだ、この本は大学時代に付き合っていた彼氏の友達・キクチくんの部屋にあって読んだんだった、多分。雪子ちゃんのように、イカの虫でお腹を壊したことも思い出しました。

2019/01/11

かおる

再読。特殊性癖もここまでドライに淡々とシュールに描かれていると、かえって清々しい。このドライな視点と描写は後の連合赤軍を題材にした「レッド」シリーズに通じるものがある。『夕方のおともだち』のSM女王ミホさんがなんだか素敵に見えてしまう不思議。「あなたの痛みと叫びと快楽の全部が料金となり、やがてこうして実を結んだって(クルマを買えたって)わけ」

2022/01/28

さえきかずひこ

15年ぶりくらいに再読。やっぱり良い。

2013/09/08

ますりん

このシリーズは短編集なのかしら。親の借金のため高校生で市長の妾になった雪子さんの物語(おっ、肉彦くんがいる)と、「夕方のおともだち」を併録。この表紙の破壊力たるや。ジャケ買いで買った人も多いんだろうな。こんなにシュッとした女性の後ろ姿を描けるのは山本直樹さんと江口寿史さん、上條淳士さんくらいかと。山本直樹マイブームが止まらない。

2022/08/06

弓削

妾として買われた雪子の物語が、かなりホモソーシャル臭くて驚いた。山本直樹にそういう欲望があるかどうかはさておき、同級生の男の前で雪子を弄り倒す一連のアレなんか、そのまんまですよね。女は人間ではなく、男同士の勝敗(権力)に付随するモノに過ぎない、というアレ。そもそも妾という制度自体がホモソーシャルの最たるものではあるが。 私はこの短編に、夏目漱石のこころから通じる日本男性の闇みたいなものを感じた。まぁ、どちらもフィクションだけど、フィクションだからこそ、その欲望が如実に表れている気がする。

2019/04/06

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