小津安二郎の謎 (ビッグコミックス)
小津安二郎の謎 (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
さらば火野正平・寺
【まいにち小津安二郎】今やヘレン・ケラーのみならず、サリバン先生が主人公の漫画偉人伝が学習漫画にあったりする時代だ。しかし世界の小津安二郎は学習漫画になっていない。探してみたら唯一の小津安二郎漫画がこの本だった。来日した大物映画監督の西洋人が小津の大ファンで、その監督を接待する日本人記者(男と女が争っているが、女の方がやや無知というマンスプレイニングあり)と一緒に、小津の墓石に彫られた『無』の字の意味を探る漫画。まあわかったようなわからんような感じはあるが、小津さんの一面に触れるまあまあ良い漫画だった。
2021/07/19
さわたり
★★★★★小津安二郎、世界の映画人、映画ファンの憧れ。その生涯はあまりにせつなかった。
2014/09/28
なやら
墓石の「無」の意味を究明するというストーリーの縦軸が無理くりでちょっとウザい。吉本浩二スタイルな思い出聴き取り部分はさすがに楽しい。
2018/01/05
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