日本短編漫画傑作集 (5)
日本短編漫画傑作集 (5) / 感想・レビュー
kokada_jnet
1981年~1985年に発表された作品を収録。私が人生でもっとも熱心な漫画読者だった時代の作品であり。特に泉昌之「夜行」、杉浦日向子「吉良供養」、花輪和一「亀男」、実に実に懐かしかった。谷口ジロー・関川夏央共作の「北のサムライ」は力作だとは思うが。「犬が語り手」という設定が効果がないし。〇〇〇〇が函館で死なず、生き残っているというのも、ありえるかなあ…。
2022/12/18
ぐうぐう
1980年から1985年までの作品を収録した第5巻。さすがに既読が多い。呉智英が解説で書いているように、新しい漫画表現(その主題も含めて)を積極的に模索しようとする漫画家達の作品が刺激的であり、面白い。高野文子からは「あぜみちロードにセクシーねえちゃん」が選ばれているが、この回顧エッセイ的漫画からでも彼女の新しさが存分に伝わってくる。泉昌之「夜行」やいがらしみきお「電器屋さんがアンテナを立てに来た日」は、漫画表現の新しさとギャグが見事に結び付き、だからこそギャグ以上の何かをそこに見て取れる。(つづく)
2021/08/01
阿部義彦
これ全部欲しいけど取り敢えず、自分の若い頃リアルタイムで読んだひさうちみちお、高野文子、いしかわじゅん、泉昌之が入ってるこの巻と次の6巻を同時購入。時代別に編纂されて1巻が一番古いです。この巻は80年から85年までの漫画です。三流エロ漫画ムーブメント華やかなりし頃ですね。結構読んでいたのも入ってましたがともかく面白かったです。私の好みはいしかわじゅんのリリシズムですねー。この一編の入ってる単行本今でも持ってるくらいです。谷口ジローは圧巻ですし、泉昌之今回読み返したけどやはり擽られました。
2021/11/07
ruki5894
とりあえず高野文子がいるのでこの巻を読んだが、これは全部読みたい。杉浦日向子が掲載されているのも嬉しい。湊谷夢吉初めて読んだ。
2022/02/06
mittsko
なんだ?この巻になって突然、「凄み」が出てきた。前の四巻とは、明らかに何かちがうぞ…(; ・`д・´) 突如の桁違いにひどく戸惑う… どういうことなんだ…? 全6巻中、私的ベストの一冊。12篇のまさに傑作ぞろい、そんな中から無理に無理して一作だけを選ぶなら、いがらしみきお「電気屋さんがアンテナを立てに来た日」。私既読は、高橋留美子「炎トリッパー」のみ。これまた凄い傑作…! もう一篇加えるなら、杉浦日向子「吉良供養」は必読。 ※ 所収作品の初出は80~85年。作者は当時22~37歳。谷口ジローが最年長
2021/08/11
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