欅の木(谷口ジローコレクション)
欅の木(谷口ジローコレクション) / 感想・レビュー
たまきら
初版を持っているのだが、カラーイラストが入っている豪華版なのでいそいそと借りてきました。そして何度も読んでいるのに「彼の故郷」にまた号泣。は~この噺、すごく好きです。…「林を抜けて」が私の持っているものと少し違う気がする…?あとで確認してみよう。
2024/08/31
ぐうぐう
谷口ジローコレクションで再読する『欅の木』。内海隆一郎の「人びとシリーズ」から谷口ジローが選んだ短編8作をコミカライズしている。内海の原作は未読だが、丁寧に踏襲した漫画化だろうことは伝わってくる。どうやら原作の地の文をナレーションとして活用しているらしいこともわかる。そのナレーションがストーリーを語っている分、谷口は画に集中できたのではないか。それほどに『欅の木』の絵は素晴らしく、魅力的で、唯一の存在感を放っている。(つづく)
2022/02/11
テイネハイランド
図書館本。このコレクションシリーズは装丁がしっかりとしていてサイズが大きいので、谷口ジローの絵が存分に味わえて所有欲をそそります。この巻のマンガは全編原作が内海隆一郎さんが担当していて、内容は押しつけがましいところがない人情物語の典型で、谷口ジローの絵との相性もよくさらっと読めました。このシリーズは個人文学全集によくある小冊子が入っていて、その中にある村井理子さんのエッセイを面白く読みました。村井さん、色々な本の翻訳をしたり自分でエッセイを書いたりと、岸本佐知子さんと似た立ち位置の人でしょうか?
2022/05/03
剛腕伝説
内海隆一郎原作、谷口ジローコレクション。 凄く穏やかな文章を書く原作者。心に染みる文体。 表題作【欅の木】老夫婦が引っ越した家には大きな欅の木があり、一時は切り倒すことも考えるが、その生命力や魂に触れ、共存することを決心する、表題作【欅の木】他 全てハートウォーミングな作品。
2023/12/19
黒猫のダンゴ
日経なんでもランキングにランクイン故に手にする。内海隆一郎、谷口ジロー共に初読み。歳月を経るとは。人生とは。老人も子どもも男も女も、たくさん悩んで前に歩いているのだ。目の奥が熱くなる漫画であった。
2023/07/23
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