パンドラ 1 (ビッグコミックス)
パンドラ 1 (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
ハンギ
今まで里中満智子さんはどんなマンガ家かはわからなかったけど、この本を見てちょっとわかった。萩尾ほど幻想的でもなく、かといって一条ゆかりとも違うような。ギリシア神話のマンガを描いていますが、そのせいか題名はパンドラ。女の身の悲しさについてこれでもかという壮絶なマンガが繰り広げられています。この激しさは携帯小説にもつながる感じです。(主人公はみな20代後半ですけど) 個人的にはわずか26ページでこれだけのことを表現する里中マンガに脱帽です。女は何か、と強く意識させるフェミニズムのマンガですね。
2011/03/29
感想・レビューをもっと見る