刑務所の前 (3) (ビッグコミックススペシャル)
刑務所の前 (3) (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー
bishop8856
最終巻で筆者の逮捕とその後の経緯が明らかに。時代劇もハッピーエンドではないが、味わい深い結末になった。構成の面白い作品だった。
2017/09/18
5〇5
最終巻では、捜査の手が伸びて隠し持つ拳銃が見つかりついに御用に。懲役判決となり拘置所収容から仮釈放で終わる。これは実話の世界。もう一つの時代劇の世界では、両親との確執を抱える娘は一人で旅立ち、それを見送る少女は日常へと戻っていく。どのような世界であっても生きていると様々なことがあり時に大変な目に遭う。たとえ無様であろうと人は変わり生きていくしかない。人生の無常を感じさせる作品であった。😔
2023/11/04
コリエル
完結。モデルガン仲間たちから手が伸びて、お縄。その後裁判を経験し、お務めへ。保釈直後の姿を映しておしまい。銃器への偏愛と、合間合間に挿入される謎の時代劇になると具体的に覗けてくる親への憎悪のごとき感情。こうした強い情念が絵柄とあいまって異様な世界観を形作る怪作だった。
2018/04/24
allite510@Lamb & Wool
拳銃所持、ガサ入れ、裁判、務所暮らし、種子島、カルト、共依存、本妻と妾。ストレートには語りにくいことを、様々な要素をブチ込んで語る、その語り口があまり例を見ない独特さ。軽妙でねちっこくて時にカットアップのような切れ味がある。錆びてボロボロになった拳銃を嬉々として修復する描写から、「業が深いからこその快楽」がじわじわ伝わってくるのが凄い。
2017/01/08
ちゅら姫と7匹の小人
「わたしだけ幸せですいませんでした!」のシーンのたび、笑えました。作者が幼女化したのも面白かったです。名作だと思います。
2014/07/02
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