あぶさん 95 (ビッグコミックス)
あぶさん 95 (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
夢追人009
あぶさんの第95巻は、いよいよ景浦が自らの引退の時期について具体的に口にします。2009年のシーズンはプロ37年目で62歳ですから常連客からも何の文句も出ずに静かに見守るのですね。『終わりの始まり』景浦は開幕間近の大虎で仲間達に今年で辞めると話す。景浦は阪神の2軍のグラウンド、鳴尾浜球場の2軍戦に4番レフトで先発出場する。一打席目、二死二塁で三遊間の内野安打で出塁すると大きなリードを取り投手に牽制球を投げられ二塁へ走ると転びアウトになるが3塁走者が先にホームインする。阪神の若手選手を欺く頭脳プレイだった。
2022/08/25
やいとや
現役ラストシーズンの開始、だがここから巻数的には12巻を数える、という辺りがメタに面白い。親子ネタもやり尽くした感があり、超人景浦にも限度があり、と色々手詰まりの中で「作中人物が総出であぶさんの引退を惜しむ中、一人現役感を出して気を吐く景浦」というメタメタな展開を作り出す力業が素敵。ワカ先生珠世が少な目なのも好印象(笑)。
2020/11/22
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