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父の暦 (1) (ビッグコミックススペシャル)

父の暦 (1) (ビッグコミックススペシャル)

父の暦 (1) (ビッグコミックススペシャル)

作家
谷口ジロー
出版社
小学館
発売日
1994-11-30
ISBN
9784091837929
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父の暦 (1) (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー

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pirokichi

父の訃報に10数年ぶりに故郷・鳥取に帰った主人公・陽一。通夜に集う縁者たちとの語らいによって、長年抱えていた父へのわだかまりが解けていく。谷口ジロー氏の故郷も鳥取なので、あとがきを読むまで自伝だと思っていたぐらいリアルに感じた。「郷里は・・・いつでもどんな時にでも変わらずそこにあった。私は思う…郷里に帰るのではない、いつの日か郷里がそれぞれの心の中に帰って来るのだ」。涙。

2022/02/16

剛腕伝説

父の訃報を聞き、15年振りに鳥取に帰郷する陽一。父を否定し続けた自分の半生と、父の優しさを懐古する。親から離れていく子供。特に男の子はいつの間にか、親からそして故郷から離れていく。かって自分もそうであった。人生は有限でありあっという間に過ぎ去っていく。父への想い、母への想い、そして子供への想いは、往々にしてすれ違う。

2022/07/30

ぶんぶん

【再読】「遥かな町へ」に続いて読んでみた。やはり良い…父との断絶、郷里のしがらみ、父の葬儀のため15年ぶりの帰郷。お通夜で話される父の生き様、寡黙であったが子供の事を考えていた父。父の知られざる苦悩、父の少ない安らぎ、分かるなあ。あんなに毛嫌いしていた故郷の優しさ、一瞬にして昔に戻れる家族や仲間、やっぱり故郷は良いですね

2013/10/10

カタコッタ

無性に谷口ジローが読みたくなった。夫も写真の仕事をしており、胸があつくなりました。この感じ、良いですね。

2020/08/08

ilm

ほんとに泣けるよと聞いて手に取った本。子供時代の父との齟齬、母への思慕が痛いほど伝わってきた。ずっと帰郷を避けていた彼がハッとする大火災のシーンに、こちらも泣きそうになった。父の葬式で地元の人と話すにつれ、明らかになっていく父の姿。何度も繰り返される、幸せの一場面(彼は床で遊んでおり、誰かがいる。それは...)。もう戻れない、もう会えない。彼の表情が心に残る。/(海外版にて読了)

2018/10/24

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