憂国のラスプーチン (3) (ビッグコミックス)
憂国のラスプーチン (3) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
Wisteria
かなり複雑になってきた。やっぱり予備知識必要だったかなぁ。憂木と高村検事のやり取りに、この二人意外と気が合っているような不思議な軽快さを感じる。無実の人は丸刈りにしない方がいいと助言してくれた理容師のおじいさん二人に胸が打たれた。
2017/12/11
ころぶ
帯に田原総一朗氏が「佐藤優は本気で外務省をやっつけようとしている。そこが面白い!!」とあり、「やっつける」と言う表現が曖昧で気に入りませんが、そう言った視点で読むのと確かに面白いです。変化を望まない人にとって本書はフィクションですが、変化を望む人にとっては啓蒙書となる内容。永田町言葉の解説は興味深く、マスコミの腐敗に関する記述はスカッとする。エンターテイメント性もあります。やや伊藤潤二色が濃くなってきました。
2011/11/03
ツキノ
外務省内のいじめ、テレビや雑誌が=国民目線、というのはえ?と思ったけれど知らず知らずにそうなっている、という恐ろしさ…散髪室でのふたりの老人たちのあたたかい目線、アドバイスがいい。高村検事の取り調べに付き添う強面の男は事務官とわかった(でも名前は出てこない)。ブルプリスの「絶対人を裏切るな」というアドバイス…
2014/02/15
pgin
「政治家が国益の為に働いている」。 この面をもっと理解するには、佐藤優氏の著作へ進めばいいのだろうか。 国民は大きなフィクションだけを読み馴らされているだけなのかなぁ。 せっかくの伊藤潤二名義マンガなので、多少のカリカチュア化はうれしい。 床屋のおやじさんたちの台詞にグッと来た。
2011/11/04
ぐうぐう
佐藤優の著作を読んだ読者には、ここに描かれているエピソードは、どれも既読のものばかりで、目新しさは見当たらない。また、検察との取調べシーンは、巻数が進むとどうしても過剰な描写になりがちな漫画で描かれることに、少し危うさも感じてしまう。しかし、マスコミによって誘導され、捏造されていく正義という問題提起は、現在の若者にはとても有効だ。
2011/11/01
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