MASTER KEATON / 4 完全版 (ビッグコミックススペシャル)
MASTER KEATON / 4 完全版 (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー
ルピナスさん
世界史の知識に欠ける自分にガッカリする事がある。ナチのユダヤ人虐殺の話は勿論知っているが、ジプシーにも同様の悲しい歴史があったことは知らなかった。娘は学校の歴史の授業でヒトラーとホロコーストについて集中的に学習したばかりで、黒人も対象だったと教えてくれた。キートン先生と一緒に学び直したい。別の話になるが、ティラミスの意は「私を元気にして」。キートン先生がティラミスで試行錯誤するのをみて私も久しぶりにティラミスを手作りしたが、美味しかった!
2021/05/05
ソラ
ジプシーやIRAの話が興味深かった。民族とか宗教対立の話が多かったかなぁ
2016/10/01
シグマ
人間的余裕があるキートン先生がシンプルに恰好いい。私も手作りティラミス食べたいんですが・・・
2015/03/29
緋莢
考古学者として大学への就職を目指し、時に非常勤講師としても働く平賀・キートン・太一。一見、冴えない風貌ながら、ロイズ保険組合の調査員で、SASの教官をつとめた過去を持つという経歴の持ち主だった。キートンは、西ドイツで起こったジプシー殺害の謎を追い、そこに第二次世界大戦中にナチスが絡んだ陰謀を見つけるが・・・
2014/08/03
そのじつ
判型が大きくなった。浦沢キャラクター達は名優ぞろいで、表情だけで泣かされてしまう。大きい絵で見られて嬉しい。大学生の頃初読みしたが、世界はこんなに矛盾で満ちているのかと衝撃を受けた。それに立ち向かってゆく個人の姿に胸が熱くなる。キートンはそんな人々にそっと手を添えてゆく通りすがりのひと。その姿に作者の願いが込められている。一匙でも彼らの苦しみが報われるように。一夜にして解決するほど単純な問題を本作では扱っていない。だから哀しいことだけど、ここで扱われている事柄は決して過去の問題なんかではないのだ。
2012/02/22
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