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ちいさこべえ (1) (ビッグコミックススペシャル)

ちいさこべえ (1) (ビッグコミックススペシャル)

ちいさこべえ (1) (ビッグコミックススペシャル)

作家
望月ミネタロウ
山本周五郎
出版社
小学館
発売日
2013-03-29
ISBN
9784091851093
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ちいさこべえ (1) (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー

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yoshida

山本周五郎氏の「ちいさこべ」を現代を舞台とし漫画化。火災で両親と店を喪った大工の若棟梁である茂次。無事だった自宅に弟子を引取る。世話を頼んだのは最近戻った幼なじみのりつ。りつは児童施設から焼け出された子供5人を茂次の家で面倒をみたいと頼む。店の再建、資金繰り、様々な苦難に茂次は彼なりの覚悟を持ち立ち向かう。亡父の言葉「人に大切なものは、人情と意地だぜ」を胸に刻みながら。両親の葬儀も行わず、援助の申し出も断る茂次。不器用ながら彼なりの思いがあり現場に立つ茂次。茂次とりつの意地。現代にも通じる思いのある作品。

2020/01/13

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

★★★山本周五郎原作『ちいさこべ』コミカライズ。ほんとに?本当に本当なのか?(笑)設定を現代に置き換えているので、まるっきり同じなわけが無いが、今のところ、原作の持つ明るさや、火事からの復興に向けての勢いに繋がる、圧倒的な力強さは感じられない。期待し過ぎたかな?ってか、髭面汚い…

2016/02/14

シブ吉

仕事先で入った訃報。町一帯を襲った大火事で、工務店と両親を失った大工の若棟梁。かろうじて無事だった自宅には、助かった弟子たちと、幼なじみの女「りつ」、そしてなぜか身寄りのない子どもたちが居た。「自分たちの手で再建させる」若棟梁の決意の前に立ちはだかる難関の数々。仕事は?お金は?そして、子どもたちの処遇は?、、、。山本周五郎さんの小説「ちいさこべ」が現代を舞台に漫画で蘇った。小説の世界が再現されたこの物語、何とも言いようもねえが、好きです。

2013/10/12

さらば火野正平・寺

いつか読もう読もうと思っていた山本周五郎の小説(短篇一つくらいは読んだかも)。まさか現代ものの漫画になっているとは。描くのは望月ミネタロウ。完成した上手い絵だ。合間合間にお色気やシュールなギャグがあって、いかにもスピリッツの青年漫画という感じだが、私には良い山本周五郎入門かも知れない。火事で両親を失った大工の若棟梁・茂次。誰の世話にもならずに工務店を立て直す積もりの彼の所に幼なじみの女・りつが来る。工務店の世話係としてだが、若棟梁に無断で児童施設の子供を5人住ませている。りつの恋心。面白そうだ。

2015/11/04

とら

山本周五郎原作と言うことなので登録。基本漫画は登録しない主義なのだが、沢山読んでますよ実は。望月さんと言えば「ドラゴンヘッド」だよなあ。この作品、既に『文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞』を獲っているのだ。”「市井の人々の哀歓」を、現代ドラマとして描くに秀逸と、審査委員の見解が一致した”―らしい。でも原作ありきで賞を獲ったとは到底思えず、やはり望月さんの力量も凄いのである。一コマ一コマ丁寧に描かれている。シンプルの中に潜む芸術性。あと衝撃的だったのは、原作「ちいさこべ」が70頁しかないと言うこと…期待。

2014/09/06

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