僕らはみんな生きている 上 (ビッグコミックススペシャル)
僕らはみんな生きている 上 (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー
さっちゃん
『僕らはみんな生きている』は、松竹で実写映画化されたサラリーマン悲哀作品。映画化と時を同じくして山本直樹さんが劇画として出したのが本作品である。タルキスタン(西南アジアに位置する架空の国)に短期出張した若者サラリーマンが現地の人や情勢の中で徐々に価値観が変わって行く様を描く。現地に滞在する日本人にとってタルキスタンは異国であり、何を持ってしても日本へ帰りたいと思っている。日本にいる家族であったり、会社での地位であったり。タルキスタンには日本の闇がある。産廃、買春、欺瞞。旅の恥はかき捨て。我らはそこにいる。
2023/09/12
pochi
何度目の再読になるんだろう。連載当時は「社畜」を笑い飛ばすかのような読み方をしていたけど、自身の会社員生活が長くなると別の思いが出てきた。タルキスタンは東南アジアの架空の国だけど20年以上を経て「普通の発展途上国」になったんだろうか。表紙のセーナもたまらなく魅かれる、諦観 や諦めの表情だからだろうか。
2015/08/03
pochi
処分前に再読。作者の描く女性は華奢な人が多いが、セーナの裸なんかは東南アジア女性の特徴をほんと上手くとらえていると思う。
2017/12/17
kuu
これからどうする?タカハシ!!
2017/03/25
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