天才たちの競演 (2) (ビッグコミックススペシャル)
天才たちの競演 (2) (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー
剛腕伝説
水木しげる他、7人の著明な漫画家の作品集。星野之宣の【スサノオ最後の戦い】は八岐大蛇伝説を渡来人の製鉄集団と結び付けた秀作。深夜食堂で有名な安倍夜郎の【歌の文句じゃないけれど】三部作は昭和歌謡の歌詞を元に構成された作品で、これまたペーソス溢れた秀作。
2021/09/12
ぐうぐう
星野之宣による『宗像教授』シリーズの新エピソードとなる「スサノオ最後の戦い」が収録された2巻。しかしなんといっても、一番の注目は、細野不二彦が描く『佐武と市捕物控』だろう。タッチこそ細野を思わせるが、オリジナルである石ノ森章太郎の『佐武と市』の世界を忠実に再現している。江戸の風情やエロスはもとより、大胆で革新的なコマ割りも本家を踏襲していて、そのリスペクトぶりに読んでいて熱くなる。
2014/04/07
akihiko810/アカウント移行中
ビッグコミック系列の大御所、水木しげる、高橋留美子、安倍夜郎、太田垣康男、細野不二彦、なかいま強、星野之宣の短編漫画集。7/10点 何と言っても本作は、細野不二彦が描く「佐武と市捕物控」(石ノ森章太郎)が目玉だろう。細野は「いちまつ捕物帳」を連載してたから、当然「佐武と市」も読んでてお気に入りだったはず。そして肝心の作品は、たしかにお話は「佐武と市」の捕物だが、石ノ森作品がもつコマの間や「映画的芸術さ」を完全コピーできてはいない。細野ほどの才能ですらなのだから、なおさら石ノ森の天才さがわかる
2021/04/30
kei@名古屋
競う感じではないと思ったのは私だけ???でも小学館の人たちがお世話になってる先生方の作品ですな。水木先生のが普通過ぎて驚いた
2014/04/02
向う岸
水木しげる、高橋留美子、安倍夜郎、太田垣康男、細野不二彦、なかいま強、星野之宣の短編漫画集。安倍夜郎の2曲目と3曲目、砂漠でグフが活躍する太田垣康男の「砂嵐ショーン」、岡っ引きと座頭市が探偵役のミステリである細野不二彦の「贋作 佐武と市捕物控」が良かった。
2014/07/21
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