どうらく息子 (11) (ビッグコミックス)
どうらく息子 (11) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
はつばあば
落語家になる道は険しい。二つ目から昇進。今の寄席では新作落語が流行っているようだが、やはり古典落語でしょ。古典落語もできない若造が新作落語でお茶を濁すなと寄席で云おうものならつまみだされるだろう。銅ら壱から銅ら治に昇格したのだからせめて漫画のなか。良い芸を見せておくれ
2015/03/02
ぐうぐう
落語とは、継承の芸術である。芸そのものが師匠から受け継がれるように、名前もまた、受け継がれていく。銅ら壱が二つ目へと昇進するに至り、大師匠である昭和の名人・金楽の二つ目時代の名を授かる。その名は、銅ら冶。鈴本演芸場、9月上席夜の部、二つ目となった惜春亭銅ら冶、そのお披露目に演ずるは「締め込み」。彼の、新たなる噺家人生の始まりだ。
2014/12/27
Y2K☮
いよいよ銅ら壱が二つ目に昇進! 今巻の落語では「崇徳院」と「締め込み」が良かった。「崇徳院」の「瀬を早み岩に堰かるる滝川の割れても末に逢わむとぞ思ふ」(岩にぶつかり、せき止められて分かれる川の流れの様な私たちも、末はまた一つになりましょうね)という歌が、奇しくも併読している町田康「きれぎれ」にも出て来て驚いた。まさか同じ日に全く違うジャンルの本でお目に掛かるとは。「締め込み」の夫婦喧嘩も好き。やはり落語は人間の業の肯定なんだなあ。どの人物も活き活きしていて血が通っている。愛すべき愚かさ。寄席行きたいです。
2014/12/26
さいたまのたぬき
師匠銅楽の師匠の二つ目時代の名前銅ら二を 次ぐことになった銅ら一。 その準備に翻弄する姿は なかなか面白い。 そして同じ芸の道に進もうと思っている 若い二人の恋のゆくえも 落語のねたにうまくからめて 話が盛り上がってきて先が楽しみな1冊です。
2015/02/01
びびとも@にゃんコミュVer2
銅ら壱が二つ目に昇進。昇進ってお金がかかるんだねぇ。びっくり。 銅ら冶の名に恥じぬように頑張れ。
2015/01/03
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