BLUE GIANT (7) (ビッグコミックススペシャル)
BLUE GIANT (7) (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー
コットン
「君のピアノはつまらない」「「人をばかにしていないか」とまで言われたユキノリが「普通あそこまで言うか?あそこまでいってくれるか」と、これからの躍進が楽しみ。躍進といえばドラムの玉田が客から初めて褒められる♪初めてのギャラの使い道も面白い。
2015/12/09
しいたけ
ステップアップのための根回しに奔走する雪祈(ユキノリ)。若い性急さが、おばさんにとっては微笑ましい。ところが、きちんとした大人に厳しくダメ出しされる。人としての在り方をガツンと叩かれたのだ。挨拶の仕方、酒のたのみ方(未成年だけど)、不遜に見える態度、対する演奏の臆病さ。表現するとは、人前に立って自分を晒すとは、こんなにも人間性を問われるものなのか。社会の厳しさに呆然とする雪祈。「普通言うか?あそこまで、言ってくれるか?あの人、いい人だな・・」。この受け止め方ができる人間と見込んでの、愛の鞭だったのだろう。
2016/09/03
あん
大がテナーサックスを愛おしそうに手入れしているシーンが良かった。クロスで磨くだけじゃなくて、綿棒で汚れを取ったり、タンポンの湿気を取ったり、コルクを調整したり、オイルを挿したり...。手入れすればするほど楽器は音で答えてくれるということを思い出しました。
2016/01/25
くりり
玉田は成長期、褒められて更に加速しそう♪壁にぶち当たった雪祈、だけど。ズバズバ人間性まで完全否定した平さんを良い人と言えるのは心に余裕がある。大の妹、大きくなったなぁ...
2016/01/05
めしいらず
見切り発車で始まった活動だが、少しずつ着実に彼らの音楽を聴きに来る人の輪が広がっていく。ジャズを愛して止まぬ人、彼らの演奏を通じてジャズに魅了された人の熱気を肌で感じ、演奏にもいよいよ熱がこもる。初心者玉田の上達ぶりも顕著だ。そして初めてのギャラは、自分たちの夢への投資に、背中を押してくれる人たちへの感謝に正しく消えてゆく。演奏の度に己を出し切る大。ギリギリだが懸命な玉田。冷静沈着であるが故に己の内側をさらけ出せない沢辺。プロ中のプロの聴き手の前で沢辺は見透かされ、彼の不遜で安直な目論見もあてが外れる。
2017/07/16
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