アダムとイブ (1) (ビッグコミックス)
アダムとイブ (1) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
トラシショウ。
スメル達秘めたるヤクザ改革派の若手は互いの組の枠組みを超えた、新たなヤクザとしてのクーデターを起こそうと画策していた。その秘密パーティに、恐るべき暗殺者コンビが侵入して来た事から深夜の高級クラブは血塗れの地獄絵図と化す。劇画漫画の大家が画業55年目に描くのは、鬼才・山本英夫の原作で送る異色のヤクザアクション。滅茶苦茶面白い。「姿なき殺し屋」と言う表現自体はさほど珍しくもないが、それを本当に「透明人間な殺し屋」とヤクザのキワモノ同士の対決、しかも池上遼一の画力で描く、と言う企画の勝利(以下コメ欄に余談)。
2016/03/10
JACK
○ 二人のマンガ家が原作と作画を分担する異色の作品。最初から最後まで暴力ばかりが描かれます。衰退するヤクザ社会を立て直すべく、組織の垣根を越えて手を組む若手たち。彼らは秘密結社の様な組織を作り、暴力だけではなく、頭を使うことで裏社会を影から支配しようとしていた。そんな彼らが会合を開いたところに、姿の見えない殺し屋2人が迫る…。山本英夫はまさに鬼才ですね。発想が凄い。透明人間の殺し屋と、人間離れした五感を持つヤクザの殺し合い。疾走感がある展開ですが、前振りも説明も最小限。読者を納得させるのは難しいのでは。
2016/03/10
Dai(ダイ)
池上遼一と山本英夫でどんなことになる?
2017/09/28
G
相原コージ「コージ苑」付録の中に、相原コージがコンテを製作し、池上遼一作画の四コマがあった。内容は屈強な男が自慰をしていて、そのス○ルマの量が多過ぎて、男自身かぶっ飛ぶというもの。本作を読んで久々に思い出した。内容は身体能力の高いヤクザが、透明人間と戦う密室劇。さすが山本英夫らしい、良い意味での無茶苦茶な設定に、池上遼一の美麗な画が見事に昇華されている。ガンガンのバイオレンスだが、逆に気持ち良い!2巻で終わりかよー。
2016/03/15
hannahhannah
五感+第六感のスペシャリストのヤクザたちがクラブで会合。そこに透明人間の男女二人が襲撃をかける。何かスペシャリストのヤクザたちがぽんぽん殺されていく。山本英夫が原作で、池上遼一が作画。山本さんの変態性と池上さんの劇画的な絵が凄い。
2016/04/27
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