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ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖 (3) (ビッグコミックススペシャル)

ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖 (3) (ビッグコミックススペシャル)

ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖 (3) (ビッグコミックススペシャル)

作家
星野泰視
アガサ・クリスティー
出版社
小学館
発売日
2016-04-28
ISBN
9784091876775
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ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖 (3) (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー

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トラシショウ。

起こってしまった千倉での「C」の殺人。またしても事件を未然に防げなかった嘉門の眉間の皺が深く刻まれるなか、土浦まり子は偶然再会した化粧品の訪問販売員・阿部力が三つの事件現場全てに居合わせていた事を知る。温厚で大人しく善良ながら、深刻な戦争後遺症に悩まされる阿部にまり子が心惹かれるも、「ABC」は新たな予告・「D」=田園調布をその舞台として宣告する。前巻までよりも漫画としての利点が顕著になってきた印象。阿部とまり子の逢瀬のくだりは完全に悲恋のそれに見える。日本を舞台にした改変も悪くない(以下コメ欄に余談)。

2016/05/05

T.Y.

ついに捜査線上に浮かび上がる化粧水販売員・阿部力の姿。そんな中、4度目の予告状が届く。だが問題の地・田園調布では世界庭球選手権大会が開催され、警察は混雑の中で警戒に人員を動員することに…。相変わらず、阿部の戦争帰り設定とか、舞台を日本に移すに当たって当時の世相・事件を上手く使っている。キャラ的にはかなり改変あり、朝倉の軽薄さからして原作のヘイスティングズの印象とは違うけど、舞台に合わせての改変もあり違和感はなし。演出的にも申し分なしの出来。内容的にも次で完結か。

2016/04/30

タリホー

疑惑の化粧水販売員の登場~第四の殺人直前まで収録。原作でカストにあたる阿部の設定や事件への関わり方が実に丁寧に描かれており、原作よりも遺族との関わりが多いので阿部の性格や行動に奥行きが出ている。北満州出兵のエピソード――戦争によるPTSD――が印象深く、なかなか良い改変だと思った。ところで原作ではDのドンカスターが競馬場だったのを本作で庭球場に変更したのは田園調布に競馬場が無かった為であろうか。結構史実に基づいてるシーンが多い(日中戦争の影響で開催中止になったオリンピック等)のでそこが少し気になる。

2016/04/30

けい

面白かった。原作未だ未読。続きが気になるけど、次巻を待ちます。

2016/05/29

サテヒデオ@ダイナミックひとり

ミッシングリンクの見えない繋がりが解き明かされる瞬間というのは、たとえそれが既知のものであっても興奮する。ここにきてのサスペンスの盛り上がりは、原作者の女王たる面目躍如、漫画家の巧さの賜である。やはり「ABC殺人事件」は作品自体が事件だね!

2016/05/02

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