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カムイ伝全集 第一部 (15) (ビッグコミックススペシャル)

カムイ伝全集 第一部 (15) (ビッグコミックススペシャル)

カムイ伝全集 第一部 (15) (ビッグコミックススペシャル)

作家
白土三平
出版社
小学館
発売日
2006-04-27
ISBN
9784091878656
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カムイ伝全集 第一部 (15) (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー

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ビブリッサ

苦しく報われない終わり方だ。生きること、すなわち苦しみだと説いたのは釈迦だったか。それでも人間は命を燃やして生きる。何処かには光がと思いながら、何も見えない闇を這いずり回る。弱きものの多くの遺骸を積み上げて、猛々しいものが咆哮して出来上がってきたのが歴史だ。百姓の耕す一握の土塊は、その血と涙と肉の結晶だ。だから、尊いのだ。

2016/09/12

いちろく

ガロ系の発起的な面でも興味があった作品。作中のテーマや意図の感想はあえて触れない。一方で作品の表現に終始のまれたのは事実。半世紀以上前の作品なこともあり、今の表現の基準では規制の面で100%無理な内容であり、現代の漫画では描けない設定の数々。だからこそ今読んでも、ある種の斬新さを抱いたのかもしれない。ただ、これだけは言いたい。カムイ伝なのに中盤以降ほぼカムイは登場しないし、主役ではないよね? それでも、読後感は凄かった。第一部、全15巻読了。

2023/01/18

白黒豆黄昏ぞんび

やりきれないとしか言いようがない。人の心のなんと弱いことか。

2016/11/06

koishikawa85

今回初めて15巻全て読み通した。ます取りとかツブレとか、どこまで本当なんだろう。つまらなくはないが、死んだはずの人がちょくちょく復活するので訳がわからなくなる。最後のほう、カムイが全く出てこない。

2024/08/27

ギネス記録に載るくらい世界最高のお湯。

後味悪!正助のそれまでの貢献や非人と百姓を一丸にした努力の痕跡を見るとよけいキツイ。少し前に村の安泰が見られたのはここまでの前振りだったんだなー。それにしても錦丹波は恐るべき切れ者。途中で百姓の意志を見て少し認めたのかと思ったのに。作中一番自分の手を汚していない。夢屋は当然の結果に。けど一番は正助がなぁ…。歴史の中で身分の低い者が権利を勝ち取るのは並大抵のことではない。そして今だって資産や様々な条件で人の一生はある程度決まっていて、落ちるときは容易に落ちる。人間の営みは無意味なんじゃないかとつくづく思った

2018/05/10

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