カムイ伝全集 第二部 (11) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集 第二部 (11) (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー
チョビ
動物含めた登場人物たち、全員どこへ向かってるんだ!本田博太郎の演技並みに複雑怪奇だぞ!カムイ、素顔がもはや読者サービスになってるぞ!…竜の字が捨てた故郷を守るものが勝つのか、襲うものが勝つのか…、謎の男はどう(おそらく)「漁父の利」を得るのか。後1巻でお終いって、マジすか、女っ気ほぼ0な巻です。
2019/02/12
みさと
錦丹波を陥れて日置天領を自分の管理下に置いた望月佐渡守は、猿が見つけた金鉱を開発するため鉱山を開く。莫大な富がここにはあったのだ。その猿とは歯ッ欠け。旧日置城の猿山での勢力争いに敗れ、同じく群れを追い出された雌猿たちと流れ者の境遇に甘んじていたが、巨大な野犬の群れに追われて古巣をめざし、逆境の中で身につけた老獪さで古巣のボスに収まる。自然界の勢力争い以上に、人間界の転変が著しい。佐渡守は兄の望月藩を虎視眈々と狙う。急激な鉱山開発で木々の濫伐が行われることに対し百姓衆は反感を募らせる。何かが必ず起きる。
2024/10/04
田中峰和
今回は竜之進・アヤメ夫妻の登場はない。かわりに猿の群れに焦点があてられる。次号完結を意識させる展開のようだ。湯治場主人喜太郎のもとに金鉱石を運ぶ猿歯ッ欠けは、負傷していた片手に義手を付けられ無敵の強さに。さらに喜太郎から奪ったラッパも武器として、やがて群れのボスになる。人間社会同様、他社にない武器を持ったものは強い。喜太郎の金は黄鉄鉱だったことが判明するが、彼を利用する佐渡の守は鉱山奉行に取り立てる。領地から金を産出する佐渡の守の陰謀の行方、そして酒井忠清とともに何をしようとしているのか。最終回が楽しみ。
2021/03/16
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