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not simple (IKKIコミックス)

not simple (IKKIコミックス)

not simple (IKKIコミックス)

作家
オノ・ナツメ
出版社
小学館
発売日
2006-10-30
ISBN
9784091883445
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not simple (IKKIコミックス) / 感想・レビュー

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なんという名作!タイトル通り、単純ではない物語。主人公には子ども時代、いやこの世に生を授かった時からすでに救いようのない人生が待ち受けていた。彼が求めているものは至って単純なのに。それが哀しく切ない。渇いた空気感に漂う非情と現実。読み終えてしばらくズドーンっと考え込んでしまった。それは物語の重さに暗くなるというのじゃなく、説明をあえて省いているいくつかの謎について、ページを遡って確認したくなったり、とある登場人物についてあらためて検証したくなるからだ。そうしながらじわじわと泣けてくるのがたまらない。

2013/06/26

コットン

読友みややさんのお店『書肆スウィートヒアアフター』⇒http://sweethereafter311.blog.fc2.com/での購入本。複雑な濃い内容なのにおしゃれな画風が妙にマッチして一気読みでした!

2014/11/30

いつでも母さん

コミック。息子の本。一気に読む。面白かった~深いな。絵とストーリーがマッチしていて、それも良かったなぁ。家族は、人生はそんなに簡潔じゃあ無い!・・ちょっとだけ苦しいのだが、淡々と過ぎる時がいい!薦めてくれて息子に感謝。

2015/11/08

キジネコ

ケンケン・・パッ ステップを踏んで目印を辿り 振り向けば暖かな笑顔・・ オノ・ナツメは そういうストーリーテラーだと思っていました。心の何処かで安心もしていました。しかしこの本、全くの逆、一歩踏み出す毎に 辿る道筋に地に沈み込むような哀しみの足跡が残ります。「家族」とは、と問いかけてきます。不和が、疫病の様に一つの家族に取り憑きます。その象徴として生まれ、解けない謎を抱えて主人公が歩きます。立ち止った彼が見つめる風景の中には何があったのか・・身勝手な父親に責めを帰すことは可能だけど・・そう 単純でもない。

2014/09/15

底に堕ちていくさまが静かに淡々と語られているぶん世界が内に迫ってくる。おそらくこれはジムが見たイアンだろう。透き通るようなおかしな笑顔が切ない。だれからも必要とされなかったイアンだけど、ジムは彼を必要としていた、底に堕ち切って命を失ったイアンよりも彼を失くしたジムの絶望を思う。ともすればジムのほうが悲劇的なのではと

2015/07/13

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