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魔女 (2) (IKKI COMICS)

魔女 (2) (IKKI COMICS)

魔女 (2) (IKKI COMICS)

作家
五十嵐大介
出版社
小学館
発売日
2005-01-28
ISBN
9784091884626
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魔女 (2) (IKKI COMICS) / 感想・レビュー

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夜間飛行

ハンナさんの《自分の楽は必ず誰かが肩代わりしているの》という科白や老人の《ものを作り出す事を知らない人間は根っこがない》という科白が身に染みた。だから私は苦しいのか…ものを作ってないから?《魔女は考えない。魔女はただ知っているのよ。自分自身のするべきことをね》…このミラの科白と、アリシアの《一度も空を見たことがない人が「晴れた空は青い」といったら、言葉は間違ってなくてもそれはウソなんだわ》という科白も忘れられない。私の言葉はウソだらけだ。信実への切なる願いをどれだけ肌に刻んでも刻み足りる事はない、と思う。

2016/09/03

Vakira

魔女1が良かったので早速購入。して読む。もう サイコ~。SFと魔女伝説の融合。「ペトラ・ゲニタリスク」=生殖の石 は大SF この感覚は昔読んだ諸星大二郎的感覚 地球と宇宙の生命の話 やっぱこのキャラの絵もさることながら絵が良いし、ストーリー展開がお気に入り。漫画と思って侮るなかれ たかが短編・・・不覚にも感動してしまいました。「うたぬびと」JKの物語ですが生命とリズム、自然との接触、またしても融合?これもまた良いです。この気持ち良さたまらん。五十嵐大介作品は全て読みたい。

2017/06/08

JACK

◎ 北欧の山中に暮らす「大いなる魔女」ミラとその弟子のアリシアが、宇宙の事故から始まる危機に立ち向かう「PETRA GENITALIX(生殖の石)」、無気力な女子高生ひなたが、生活から逃げ出した先で聞いた聖なる島の物語「うたぬすびと」、潮の流れであらゆるものが流れ着く場所を描く不思議な物語「ビーチ」を収録。魔女たちを描く短編集なのに、こんなに様々なバリエーションがあるのは流石です。物語の奇想といい、細かな描線で描かれる絵といい、素晴らしい。

2016/05/22

ヨル

「大人になったら何になりたかった?」子供に聞かれた。「魔女かな」うん、確かに魔女になりたかったな、それか山姥。自分の生きている世界がどういう風に出来上がっているのか知りたかった。あまり意識してなかったけど山里で暮らすという選択はそういう志向であることは確か。作者の五十嵐大介さんも岩手で自給自足の暮らしをしていたみたいなので、価値観は近い気がするなぁ。それを作品に昇華していけるというのは素晴らしい。思っているだけじゃ伝わらないから、表現していこう。

2021/05/13

しう

自分にとってとても大切な作品「ペトラ・ゲニタリクス」が収められています。 五十嵐大介の圧倒的な画力で描かれる世界と、人に蔑まれながらも自らの為すべきことを為す「魔女」ミラの行動・言動に心が揺さぶられます。 僕自身は魔女ではありませんが、ミラのように、アリシアのように世界と触れ合って行きたいな~と思うのです。

2011/12/25

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