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新装版 愚か者は赤を嫌う (IKKI COMIX)

新装版 愚か者は赤を嫌う (IKKI COMIX)

新装版 愚か者は赤を嫌う (IKKI COMIX)

作家
えすとえむ
出版社
小学館
発売日
2012-03-30
ISBN
9784091885784
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新装版 愚か者は赤を嫌う (IKKI COMIX) / 感想・レビュー

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メグ

闘牛場に併設された肉の解体所で働くマウロと才能溢れる若手闘牛士のラフィタ。出会ってすぐに恋に落ちる二人。今回もえすとえむさんらしく赤を象徴的に使って描いています。赤は牛の血の色、闘牛士の衣装、おそらく二人で飲んでるワインも赤ではないでしょうか。しかしマウロは色盲なのです。表題作の他、短編が四作。中でも赤いハイヒールをクローゼットに隠している男と靴職人のカップルの話がほのぼのした日常を切り取ったみたいで好きです♪

2013/10/09

ぐうぐう

闘牛。マタドールは赤い布を振り、牛を挑発する。興奮した牛は、マタドールめがけて突進してくる。その行為は、憎しみからではなく、愛情のようにも見える。さながらそれは、性交にも似て。えすとえむの『愚か者は赤を嫌う』は、マタドールと牛の解体士との逢瀬を描いているが、二人の情交は、闘牛そのものの暗喩としてある。だからこそ二人は、この逢瀬の先に、殺すか殺されるかという、闘牛の果てと同じ風景を予想している。刹那な愛情が、しかし二人を別の場所へと導いていく。その結末こそ、えすとえむの醍醐味だ。

2014/06/23

冬蔵

表題作は闘牛士と、牛の解体業をしている男の恋。4話構成で長め。美しい闘牛士が受で絶倫で逞しいという奇妙な取り合わせで面白い。他は、サポーターと警備員、振付師と小説家、靴職人と小説家、などの短編を収録。スタジアムの警備員→熱狂的サポーター の片思い話には『ULTRAS』を思い出す(犬猿の仲なチームのサポーター同士が恋をしてしまう話)。どれも美しく艶かしく生々しく、素敵な作品。闘牛が気になった方は、ぜひ『ゴロンドリーナ』をお読みください。より詳しく、面白く描かれています。

2015/06/24

sin

作家買い。牛の解体業をしている男と闘牛士の恋。強いプレッシャーを受けながらの闘牛。絵が緻密できれい。他 短編。どれもまずストーリーがありその付随でBL。これまでに読んだえすとえむ作品の中で1,2番で好き。

2016/05/07

マッコリ

旧版既読。書き下ろしはあとがきだけでした。残念!でも美しい表紙に満足♪えすとえむさんの描く黒髪男性の色っぽさは凄まじい。

2013/09/16

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