無限海漂流記 1
無限海漂流記 1 / 感想・レビュー
二升石
いきなり殺伐とした場面から話は始まる。そしてその続きは…いったいどうなったのか? この作品は、恐らく初読で読みこなせる人なんて誰も居ないだろうほど場面が入り組んでいる。1巻のみを読んだ程度では、何がどうなったのか話を見失ってしまうほど。しかしラストまで全て読了ののち、改めて読み返してみたことで、あまりにもあまりな物語が掴めて来る。そういうことだったのか…と。確かにそれは、男たちと女たちの、時代を越えた哀しい物語であるのだな、と。これが描かれたのは1996年。松本零士先生の変わらなさに思わず敬意を覚えた。
2021/04/20
洪七公
既読本
1996/06/30
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