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機動戦士ガンダム サンダーボルト (9) (ビッグコミックススペシャル)

機動戦士ガンダム サンダーボルト (9) (ビッグコミックススペシャル)

機動戦士ガンダム サンダーボルト (9) (ビッグコミックススペシャル)

作家
太田垣康男
矢立肇
富野由悠季
出版社
小学館
発売日
2017-01-30
ISBN
9784091894465
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機動戦士ガンダム サンダーボルト (9) (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー

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はるを

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎。言うまでもなく良い意味で「視点の描き分け」の妙技一本でここまで「読ませる」作品を俺はついぞ読んだ記憶がない。そして、悲劇しか生まない伏線も泣ける。この作品に英雄はいない。どんなに情愛深く描いても次の瞬間、弾が当たれば死ぬ。常にたまたま生き残った人間のみで飽くなき殺し合いを続けるのみである。相変わらず圧巻の展開。

2017/02/01

よっち

スパルタンの制圧作戦の混乱で動き出した運命。圧倒的な差を見せつけるアトラスの追跡を掻い潜らんとする逃亡劇は迫力ありましたけど、こういう複数の視点から進む物語だとイオはエースであるがゆえにしばしこういう扱いされそうですね(苦笑)クローディアがジオン残党に囚われたけど、これはこれで先に繋がる伏線にしか思えなかった。

2017/09/24

JACK

☆ 宗教団体「南洋同盟」の海上都市を襲撃するジオン軍と連邦軍。双方の狙いは南洋同盟に奪われたサイコ・ザク。その機体は四肢を切断した者にしか操縦できないが、圧倒的な性能を持つ。両軍は傷痍軍人が集まるというこの海上都市にサイコ・ザクのパイロット候補がいると考えているのだ。軍事バランスを崩しかねないその機体をどちらの軍が手に入れるのか。あるいは南洋同盟が逃げ切るのか。教祖にして「ニュータイプ」であるレヴァン・フウはこの巻には登場しないが、その存在感は強烈。こんな人が実在したら信者が集まるのも納得ですね。

2017/02/12

わたー

★★★★★連邦のスパルタン隊による水上都市リグの包囲戦。辛くもその包囲網から逃れたサイコ・ザクのパイロット候補を待ち受けるのは、ジャズをバックミュージックにした、連邦の白い悪魔。三つ巴のうち、南洋同盟をメインに語られる決死の逃走劇は実にスリリングで面白かった。潜水艇を追うイオも、ビームの減衰を利用した機雷の除去など、着実に成長を遂げているようで、ダリルとの再戦に期待ができる。様々な人物たちが交錯し、さらに混沌とした状況になりつつあるので、次巻も楽しみだ。

2017/01/31

トラシショウ。

南洋同盟の集めたサイコザクの「部品」である義手義足の傷痍軍人達の身柄確保、及び拠点制圧の為、連邦のスパルタンによる深夜の強襲に晒される水上都市リグ。ダリル達とはぐれたフィッシャーが行きがかり上同行する事になる、傷痍軍人達と彼らの家族を伴う決死行の顛末。十二分に紙幅を採ってビビ達傷痍軍人脱出組の家族を描いた上の決死行なので、完全に追手の連邦が敵役として描かれるのが大変な緊迫感。ようやくボールやアクアジムの追撃を振り切った喜びを台無しに迫る、悪魔の様なアトラスの絶望感のドラマがたまらない(以下コメ欄に余談)。

2017/02/21

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