どうらく息子 (18) (ビッグコミックス)
どうらく息子 (18) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
はつばあば
昔読んだ「夏子の酒」で尾瀬さんを知って、娘の友達のお陰で落語に惹かれたことからまた尾瀬さんと再会。皆が皆、落語もしないでTVで司会ができて稼げるわけじゃない。地道にされていても稼ぎがおっつくわけじゃない・・。それこそ酒に溺れた噺家さんもおられるだろう。芸に悩み、人に悩んだ師匠もおられただろう。師匠の噺に惚れて弟子になる。これからの落語家の卵に幸あれと願う尾瀬さんの優しさにふれた本でした
2017/06/02
ぐうぐう
落語と尾瀬あきら。相性の良さは、その1巻からしてすでに発揮される。尾瀬本人もそれを実感していたのだろう。落語と噺家、そこに溢れる人情を長い連載で丁寧に描いていった。この18巻で『どうらく息子』は完結した。けれど、この先もまだ続けることの充分できる、そんな終わりらしくない終わり方だ。噺家の道に終わりがないことを、尾瀬はこの最終話で表現している。愛情たっぷりに。
2017/06/04
まさかず
ついに終わっちゃった僕の楽しみ。 だれも傷つけない落語の世界。寄席のあたたかさに僕もよく包まれます。 了見という言葉にいろいろな思いをのせて いわばネタとともに思いを伝える。そんな世界がとにかく心地よかった。 久しぶりに寄席にいきたくなりました。 夢六師匠の復活劇に人はやり直せるとはげまされ慎蔵師匠への配慮に修行と働くことの意味を教わり、あや音との恋とたちきりに泣かされました。なんだか完結が寂しい。さびしい。さびしい。寄席にまた通いたいです。
2017/06/18
るいす
真打になるまで続けてほしかった。
二人娘の父
全18巻、読み切りました。珍しく?読んでいて何度か涙が出ました。現実の落語の世界を裏側というか、落語家側から描いたマンガは、大変興味深く読みました。神田伯山TVを見ていたのもリアリティを感じさせられるものに。面白い作品と出会え幸せでした。
2020/05/23
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