機動戦士ガンダム サンダーボルト 外伝 (2) (ビッグコミックススペシャル)
機動戦士ガンダム サンダーボルト 外伝 (2) (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー
よっち
サンダーボルトの主人公イオとダリルの周辺人物たちと出会いが描かれる前日譚の外伝第二弾。ムーア同胞団に配属された少年兵達たちの絶望的な戦い、退却時に危機的状況に陥った旧ザクに乗った新サンダーボルト宙域の戦況を偵察にきた斥候部隊のケイトとジャニス、さらにジオン国民の生活を切り取った「さよなら日曜日」など物語の奥行きを掘り下げるサイドストーリーはなかなか良かったです。
2017/09/25
JACK
○ リアルなメカニックと過酷で残酷な物語で話題の「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の外伝。本編の主人公たちが繰り広げる物語のすぐそばで、エースパイロットの盾になるべく捨て身で戦場に送り出された一般兵士たちが何を思いながら戦っていたのかを描く短編集。模型を撮影して取り込んだ画像を用いたフルカラーの絵は独特で、CGっぽさや安っぽい合成感が目立ちます。本編の様にリアルな画作りをして欲しいところ。
2017/05/04
GM職員
絶好調のガンダムマンガ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』のサイドストーリー第2集は、本編に繋がる3編とだいぶ毛色の違う1編を収録。その最後の1編が、ほんわかした絵柄でしみじみ哀しく印象深い。戦争とは無縁だった、ひとの良いシングルファーザーが開戦にともない徴兵される。いくらでも代わりのきく兵士も、誰かにとっては代わりのきかない存在で、帰りを待ち続ける誰かがいる。そんな当たり前をあくまで静かに、しかし雄弁に描くのがスゴい。特別なことなんかなくたって、平和な日常が続くことが何よりも大事なことなんだ。
2023/04/26
トラシショウ。
模型の写真加工を駆使したフルカラー連作短編集の第二弾。前巻よりもイオやダリルら本編のキャラクターに近い人々に寄った作りだけど、アニメ化された二人のエピソードへの応援とかファンサービスの意味も在るのかな?表紙のジムキャノンは恐らく一巻の中篇「Resque,me!」に登場した「落ち武者狩り」の機体だと思うけど、今巻に全く登場しない機体が表紙って斬新だな(笑)。イオとダリルの死闘の観察者達を描く中篇「死ぬには良い日だ」、ラストのまるで違う画風に驚かされる「さよなら月曜日」が印象に残るかなぁ(以下コメ欄に余談)。
2017/05/13
赤い熊熊
プラモが関係ない(と思われる)最後のエピソードは切ない。戦争というのはこういうものだなと改めて思わされる。
2017/05/01
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