赤色エレジー (小学館文庫)
赤色エレジー (小学館文庫) / 感想・レビュー
ウチ●
小学館文庫の初版に巡り合い読了。林静一氏は「小梅ちゃん」のパッケージイラストで著名な方。ガロの一時代を築いた漫画家であることは割と最近知った。表題作の「赤色エレジー」は主人公の一郎・さち子の葛藤と別れを描いた作品。ストーリーもさることながら、登場人物の心の揺れ具合を身体の細やかな動き(一見大雑把にも見えるが)で表現していることに再読時に気付く。後半、大きなコマでさち子の脱力した画、非常に印象的な一コマ。日本のアニメ―ション黎明期に活躍されたアニメーターであったことを知り納得。時代の空気を大きく孕んだ作品。
2017/07/15
ocioomoiaca
これじゃなくて青林堂のやつなんだけど。 気取った難解さに感じてしまった。上村一夫『同棲時代』の方が好きだなあ。
2012/05/21
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