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カリフォルニア物語 (1) (小学館文庫 よA 1)

カリフォルニア物語 (1) (小学館文庫 よA 1)

カリフォルニア物語 (1) (小学館文庫 よA 1)

作家
吉田秋生
出版社
小学館
発売日
1994-11-17
ISBN
9784091910011
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カリフォルニア物語 (1) (小学館文庫 よA 1) / 感想・レビュー

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ベトナム戦争後のアメリカを背景に、20歳前後の大人になりきれてない世代を描く青春群像劇。まずはニューヨークから始まったが、当時はSOHOでの生活に憧れた若者が多かったと聞いたことがある。昔のアメリカのTVドラマを観るようなセリフやファッション、ヘアスタイルが時代を物語っていて面白かった。兄への劣等感を持つヒースの光と影や、ヒースに憧れを抱いているらしき同居人イーヴの謎の多い部分はこれからどんどん明かされていくのかなという感じの1巻。明るさの裏に秘めた暗さがカリフォルニアに重なる、そんな印象を感じた。

2013/05/31

hiro

吉田作品は『海街diary』から入り、次にこの文庫版全4巻の『カリフォルニア物語』を買ったが積読本となっていた。先日サリンジャーの『フラニーとズーイ』に挑戦したが、全く頭に入らなかった。そこで今が『カリフォルニア物語』を読む絶好のチャンス?だと思って読み出した。第1巻ということで、ヒース、イーヴ、インディアン、ブッチ、スウェナの主な登場人物紹介というところがあったが、ポール・サイモンの「ボクサー」、「ウェストサイド物語」を思い出すハーレムの非常階段、両親の離婚、麻薬とニューヨーク(アメリカ)を堪能できた。

2016/06/19

瑪瑙(サードニックス)

昔読んだ作品。無性に読みたくなって図書館で借りました。触ればピリピリと電気が走りそうなヒース。自分は頭が悪いからと底抜けの笑顔を見せるイーヴ。訳ありなブッチや優しいインディアンたち。ニューヨークでの生活は始まったばかり。悲しい結末を知っているだけにちょっと辛い。でも今はイーヴの笑顔と少しずつ影響を受けて変わっていくヒースにエールを送ろう。

2017/06/07

青龍

中古書店で見つけて購入。何回目かの再読(文庫版は初めて)。連載時、友人から雑誌を借りて読んでいたのが、30年以上前だけど、当時、キラキラしてない少女漫画は初めてだった。当時の少女漫画で、こんな泥臭いものは、そう多くなったし、アメリカが舞台なのに、暗く不健康な部分も描かれているのが、衝撃的だった。

2015/01/04

モルテン

カリフォルニアからニューヨークへやって来た青年ヒースと、カリフォルニアに憧れる少年イーヴ。2人を軸とした、若者たちの70年代アメリカの物語。まだ1巻目で序盤なのでこの話がどこへ向かうのか掴めていないけど、雰囲気はアメリカ映画。2巻へ進む。

2021/01/29

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