河よりも長くゆるやかに (1) (小学館文庫 よA 5)
河よりも長くゆるやかに (1) (小学館文庫 よA 5) / 感想・レビュー
匠
米軍基地近辺の男子校に通う高校生たちの日常を描いているが、セリフの中に登場するアイドルや歌詞、街のPOPなどから30年くらい前の話。というか作品自体がその当時のものなので、現在40代~50代の人が読むとすごく懐かしいのだろうね。けど、僕の高校時代の男子同士の会話やノリとは全く異質のもので、正直ちょっと入り込みにくかった。あんな仲良くつるまないし、毎日のように下ネタばかりってそれもちょっとオーバー気味に感じてしまう。時代だけでなく、地域や学校の校風にもよるのかもなぁ。でもなんだかすごく楽しそうだった。
2013/06/25
kochi
高校生♂の能代と久保田は、米軍基地近くの街に住む同級生。現実はもっともっとかっこ悪いのだが、臭いが滲み出てきそうな男子高校生の生活を、何故吉田秋生がこんなに書けるのか?吉田秋生って女性だよね^^;1984年に小学館漫画賞を受賞した本作、当時読んだら赤面、今読んでも赤面^^; あっ、そう言えば、二人じゃなくて、もう一人いたか^^;
2013/05/27
たまきら
書庫整理。まだ社会慣れしていない、鞘のないナイフのような痛々しい若者たち。ふふふ、それが話が進むうちにゆっくり10代の気の置けない仲間同士の笑える話になっていく。そんなところが好き。
2017/08/29
アズル
まんだらけで購入。米軍基地のそばにある街に住むやるせない男子高校生の日常を描いています。吉田先生は、何気ないけれど、妙に光る一瞬をうまく捉えているなぁとつくづく感じました。学ランでタバコを吸う男子高校生がかっこよく見えてしまう、というのはマンガならではだと思います(リアルだと、ちょっと痛々しいのです)。
2017/07/23
にゃおこ
北村 薫氏と逆に、最初男性の作者?と思った。コミカルでシリアスな姉弟や友人の関係性の描写が好きで、時々読み返したくなる本。
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