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11月のギムナジウム (1) (小学館文庫 はA 5)

11月のギムナジウム (1) (小学館文庫 はA 5)

11月のギムナジウム (1) (小学館文庫 はA 5)

作家
萩尾望都
出版社
小学館
発売日
1995-11-17
ISBN
9784091910158
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11月のギムナジウム (1) (小学館文庫 はA 5) / 感想・レビュー

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ちゃりんこママ

「ポーの一族」シリーズ「トーマの心臓」連載で人気ブレイクする前の初期短編集。トーマの連載前に年上の漫画友達から「『11月…』を読んでおけ」と言われてコミックスで読んだトライアル作品。寄宿学校が舞台なのは少女漫画としては目新しかったが丁度それ以前にモデルになった仏映画「悲しみの天使」を偶然にも観ていたので、内容的には関心が薄かった。他の短編もそうだが肉親の情愛もので、現実の機能不全家庭の子どもにとっては甘い感傷でしかない。それでも「秋の旅」と「白い森白い少年の笛」は共感でき、今読んでも短編映画のようで珠玉。

2014/08/27

Shimaneko

この季節になると再読したくなる萩尾望都のギムナジウム物。構想自体は先だったらしい原型の『トーマの心臓』より、シンプルに凝縮した短編バージョンのこっちのほうが昔から好きだったなぁ。で、芋づる式に『訪問者』とか『小鳥の巣』を経由して、結局ポーの一族まで読みふけるとゆーお決まりのコースを、秋から冬に向かう頃、毎年一度はやってる気がする。

2014/10/23

パグ犬

レトロ調の絵が、優雅な雰囲気を感じさせる。血の繋がらない親子や兄弟の話しが多く含まれた短編集。家族の繋がり方は様々。根底に愛情さえあれば、壊れることもない…。他の作品も読んでみたい。

2016/05/02

mymtskd

「11月のギムナジウム」は「トーマの心臓」に似て非なるパラレルワールドの作品.同じ顔で同じ名前の登場人物たちはまったく別人の設定です.不朽の名作「トーマ~」と比べるとストーリーやモチーフにちょっと時代を感じるけれど美しくまとまった短編として十分読み応えあります.同時収録の短編も細やかな心情を描く秀作ばかりで,「秋の旅」「塔のある家」など切なくてジーンとしてしまいました.

2016/04/13

えり

「トーマの心臓」の原型のお話が収録されている短篇集。15年ぶりの再読。結構覚えていないお話がありつつも、「かわいそうなママ」を読んだ瞬間、15年前の様々な思い出が断片的に、しかし鮮明に蘇って、胸がドキドキした。萩尾さんのお話って、今読むと遠い日の何か、曖昧な感情や思い出をふと思い出させてくれる気がします。

2013/03/05

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