放課後の国 (小学館文庫 にA 9)
放課後の国 (小学館文庫 にA 9) / 感想・レビュー
匠
高校を舞台に、ちょっと堅物っぽい「数学の鬼」、人と話せない「天文マニア」、こっそりエロ小説を書く元生徒会長、正体不明の不登校生徒など、男女あわせて6人、個性豊かなメンバーそれぞれをリンクさせながら展開する短編集。キレのあるオチで、それぞれなかなか面白かった。 数学の鬼の彼の想うことにはちょっと共感してしまう部分もあって、たぶん一番感情移入してしまったかも(笑)天文マニアも心に残るお話だった。
2013/08/06
たま
表題作はクラスのはみ出し者たちが集まった"微妙班"の面々を描いた短編集。みんな確かに個性的で一筋縄ではいかない子たちばかりだけど、一本筋が通っていて憧れすら感じます。特に印象的だったのは天文マニアのお話と元生徒会長のお話。不器用ながらも少しずつ育んでいく友情が愛しくて良かったです。
2014/01/18
つったん
クラスの外れ者が集まった”微妙班”のメンバーそれぞれの青春(?) 6人を6限の教科に当てはめたタイトルが面白い。西さんってホントにこういうビミョーな人達のビミョーな心の襞を描くのが上手いよなぁ。
2014/06/27
ブレーメン
なんでしょうねー。この人の描く空気感。好きだわ〜改めて。
2013/07/24
gmax
変わり者の集まり、と思われててもみんな直球で青春を謳歌してていいなあと思う。
2013/05/21
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