珠玉の名作アンソロジー / 5 どこかにある猫の国 (小学館文庫 珠玉の名作アンソロジー 5)
珠玉の名作アンソロジー / 5 どこかにある猫の国 (小学館文庫 珠玉の名作アンソロジー 5) / 感想・レビュー
辺辺
無類な猫好きであるがゆえに、どの短編も楽しめた。ほっこり胸温まるのと、ほろり切ないのと、コメディのと、ギャグタッチのと、いろんなタイプな猫が登場し、唯々面白いし、しかもかわいいよ。このごった煮ちゃんぽんな感じがいいね。個人的な悪趣味で笑いを誘う奈知美佐子さんのと新井理恵さんのと、意味深なミステリ要素も含まれている草間さかえさんの三作がとりわけツボった。猫は心の癒しだなとつくづく思うわ。〇
2015/05/23
ぐっち
豪華メンバーの猫短編。萩尾望都さんのレオくんの「おえんがわは雨だったけど、おげんかんは違うもん」にキュン死しそうになりました。
2013/06/22
neimu
今も昔も猫ブームは続いているからこの手の本もファンが多いかも知れないが、自分がよく知る作家もあれば馴染みのない若手も多く、手に取った感触としては今一つ。猫の話もピンキリだしね。心和むと言うよりごった煮。期待していた内容とはかなり異なる。もう少しどうにかならないかな。まあ、編集の感性に付いていけないほど自分が年を取ったということかな。
2013/07/08
なつき
波津さん、神坂さんが好き。レディの凛とした佇まいが気品あってステキ。おじょうさんの気まぐれにも思える「お気に入り」も可愛い。新井理恵さんのさゆりもなんだかそういわれれば「さゆり」って感じに思えるから不思議(笑)
2016/11/15
あつ子🐈⬛
波津彬子さん『灰色の貴婦人』大好き。「彼らは誇り高い 下心のある人間には近づきやしないよ」素敵なお話でした。日本昔ばなしテイストの『踊り火跳ね提灯』と『幼枕』も思いのほか良かった!奈知未佐子センセの優しい作風好きだな。お変わりなくの新井理恵センセ『ヨタ話』外猫否定派ですがにやにや読んでしまった(笑)非常に腹立たしく読んだのは『鈴ちゃんの猫』…色呆けした主人公が、環境変わってストレス感じてる猫ちゃんが悪さしてるのに特段配慮するでもなくあまつさえ叱って家出さすとは…!こういう作品は本当に世の中から駆逐したい。
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