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ラヴァーズ・キス (小学館文庫 よA 23)

ラヴァーズ・キス (小学館文庫 よA 23)

ラヴァーズ・キス (小学館文庫 よA 23)

作家
吉田秋生
出版社
小学館
発売日
1999-08-07
ISBN
9784091911834
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ラヴァーズ・キス (小学館文庫 よA 23) / 感想・レビュー

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ミカママ

タイトルがスゴい。思わず自ら体験した「いちばん思い出に残るキス」を思い出してしまうではないか。さて舞台は鎌倉、江ノ電やら134号線やら懐かしいシーンも数々。『海街』で登場した藤井くんの過去譚が。藤井くん、カッコいいよ、カッコ良すぎるよ。でもいくらなんでもあの肩幅と10頭身スタイルはないわ…(笑)読みおわってベートーヴェンのテンペストが聴きたくなる。ピアノを弾きたくなる。

2022/06/04

masa@レビューお休み中

『海街diary』の元となった作品。藤井君も、光良も、風太も出てきます。でも、主人公は四姉妹ではなく、男女6人の恋の物語なのです。海に近い鎌倉にある高校。その高校に通う6人。最悪の出会いで恋をした里伽子。中学時代からの先輩に恋をしてしまった鷺沢。姉の友人に片思いしているえり。彼女たちを見ていると、恋は浮ついて楽しいものだなんて言えなくなる。ヒリヒリとした痛さを持って全身全霊で恋をしている。叶わなくても、伝えられなくても、触れられなくても、好きなものは好きなのだ。そこに理由など存在しないのだ。

2018/01/15

hiro

皆さんと同じように海街diaryからこちらまでやってきた。里伽子、朋章、高尾、美樹、緒方、依里子の高校生六人の複雑な関係が凝縮された、ラヴァーズの物語。海街diaryの1巻では、朋章は年上の女(佳乃)を騙すとんでもない高校生だと思っていたが、この本を読んで、朋章の抱えていた問題の大きさがよくわかった。またこの時期に読んだことで、満月が登場し、朋章の消息がわかり、佳乃の新しい恋も発展する海街diary最新刊の7巻とうまく繋がった。海街diaryの世界を広げるために、ラヴァーズ・キスは必読だと思う。

2016/01/23

読みながらサザンの曲が頭の中で流れていた。でも中心となる登場人物達は高校生だからもっと些細なことで悩んでみたり、恋愛に関してもまだまだピュア。ファッションやヘアスタイルがもろ90年代なので、トレンディドラマが流行っていた時代のドラマを観ているような印象。姉妹の確執、母親が病んだ家庭の問題、異性&同性への恋愛感情など盛りだくさんのテーマを丁寧に描き、それぞれの章で同じ時間に起きたことを各人視点で展開させている構成も面白かったし、そのおかげで全員の心情が深く読み取れた。そして見事にみんな魅力的だった。

2013/05/21

chiseiok

いや吉田秋生すごいなぁ。自他共に認めるリンク厨、時系列廚の自分としては『海街diary』とのリンクあり…との情報からは手に取らない訳には参りません笑。様々なかたちの“ラヴァーズ”達の様々なかたちの“キス”を様々な視点で描写した深い深い恋愛コミック。雑誌連載は1995年頃のようですが、絵柄(男子キャラの肩幅以外w)内容、共に全く古くない。むしろダイバーシティ、LGBTQ受容の今時の世相にむしろどんぴしゃ。『海街…』からのにわか吉田ファンですが、こりゃしっかり過去作品も読まねばなるまい。うむむ、次なに行こ…。

2022/07/16

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