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ポーの一族 (1) (小学館文庫 はA 11)

ポーの一族 (1) (小学館文庫 はA 11)

ポーの一族 (1) (小学館文庫 はA 11)

作家
萩尾望都
出版社
小学館
発売日
1998-07-17
ISBN
9784091912510
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ポーの一族 (1) (小学館文庫 はA 11) / 感想・レビュー

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バンパネラという吸血一族の兄エドガーと妹メリーベルを中心にした話の1巻。耽美な世界観は昔から嫌いじゃないのだけど、普段読み慣れている構成ではないせいか、サクサクと読み進めることができなかった。読む時期が遅すぎたのか、様々な作家やアーティストに影響を与えたという名作過ぎて、長いこと手に取らなかったのを、いろんな意味でほんの少し後悔した。で、エドガーとアランが出てきて「ポーの一族」ってまんま「エドガー・アラン・ポー」じゃんって頭の中浮かびすぎて集中できなかった(苦笑)

2013/11/14

mocha

血と薔薇と、永遠の少年…耽美の世界にどっぷり。少女の頃に読んだけれど、どれだけ理解してたのだろう。ただあやうい美しさに目が離せなかっただけなのかもしれない。今読んでも本当に色褪せない名作。エドガーとアランでポーなのか!と今頃気づく。

2015/12/25

mii22.

再読。とにかくなつかしい。 メリーベルが消えていくシーンがリアルタイムで読んでいた当時、一番印象に残っていた場面。今みても絵が美しい。

2021/05/05

がらくたどん

恩田さんの「ダラな薔薇」の物語を読んだのでベタな連想と言われようともそこはやっぱり。えっらい久しぶり。初読はフラワーコミック。結局文庫3冊読んでしまった。表題作とリデルの話と「小鳥の巣」(文庫版だと3巻に収録)が好き。実際時を超える一族なので人間側は世代が代わっていたり、伝説になっていたりする。通して読んでその相関や時系列を整理したり推測したりがまたまた楽しい。ちょうど10代後半だったが、友人とノートに「この話は」とか年表作りに励んだりした。永遠に生きる事はむしろ苦しいかもしれないという事を知った作品。

2022/03/26

Y2K☮

子供のまま永遠に生きるキルドレを描いた森博嗣「スカイ・クロラ」シリーズを読了したタイミングで今作に出逢う必然。永遠の若さには誰もが一度は憧れる。だがその実態を、不可避の代償を真剣に考えてみた事があるだろうか。子供のふとした妄想があっさり実現してしまう危うさ。善意から生じた悲劇こそ真の悲劇なのだ。それでも時代を駆け巡る彼らの群れない美を眩しいと感じるのが人の性。にしても萩尾望都。この人は画家で漫画家で作家で、しかも詩人だ。ヒットを狙う計算を微塵も感じさせぬナチュラル。こんな傑作が70年代に創られていたとは。

2016/03/04

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