パーフェクトジェントルマン (小学館文庫 はC 1)
パーフェクトジェントルマン (小学館文庫 はC 1) / 感想・レビュー
あたびー
少し前の作品なのかな。近頃の波津作品は英国か日本で時代が19世紀末から20世紀初頭のものが多いので、現代の紐育ものは新鮮でした。大富豪の孫ながら放浪癖のあるコンラッドは、手元不如意に付き従兄弟のエイドリアンのもとに転がり込む。そこにコンラッドの子供だと言う少年が現れ…終わり方がちょっと尻切れトンボのような気がした。事情があったのかな。
2021/10/22
天の川
波津さんといえば、イギリス・大正時代・シノワズリ・骨董…というイメージなのですが、この本はかなり初期の作品なのか、古きよき時代のアメリカが舞台で、絵柄も随分違います。(正直、波津さんの描く人物は時々判別がつきにくいことがあるのですが、初期の方が描き分けははっきりしているとは思いました。)3編ある中では、お金持ちの未亡人クラブに雇われた役者崩れの青年と年若い未亡人の恋を描いた「パラダイスゾーン」が一番波津さんらしくて好きでした。
2013/11/18
ゆーこりん
お借りした漫画。なんだかハリウッド映画を観ているような感じだった。どの作品も(3作)大人の男性が主役。とくに本のタイトルにもなっている1作目のパーフェクトジェントルマンが素敵だった。こういう漫画もあるんだなと気付かせてもらった作品。
2015/07/29
芙蓉
感想を書くために検索したら「パーフェクト・ヒューマン」と検索してしまったwww「パーフェクト・ジェントルマン」だってば。「パーフェクト・ジェントルマン」シリーズが6話。「光の庭・風の立つ影」「パラダイス・ゾーン」が収録されている。「パーフェクト・ジェントルマン」はもう少し後日談が欲しいなあ。コンラッドとメリザンドの数年後とか読みたい。4人の金持ちの老婆たちが登場する「パラダイス・ゾーン」も面白かった。
2016/12/13
MM
外国が舞台の作品集。コメディっぽくて読後感のよい一冊。☆★★★★。
2020/04/08
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