僕は鳥になりたい (小学館文庫 にA 1)
僕は鳥になりたい (小学館文庫 にA 1) / 感想・レビュー
匠
西さんの初期作品集。なるほど今と顔の描き方とかだいぶ違うし、物語もそれぞれ短編ながら、すごく力強さのようなものを感じた。冒頭の「エスケープ」は少年院か鑑別所から脱走したのかと思ったら全寮制の高校だった(苦笑)そして表題作はこれ、名作だ!と唸ったし、長編で読んでみたい作品だった。「プロミス」や「いつかこんな日が」はファンタジーを少々盛り込みながら、せつない読後感。どの話も、最近の西作品に必ず登場するような壮年はほとんど登場せず、10代~20代が中心というのも新鮮に思えた。
2013/08/12
芙蓉
西炯子作品にずぶずぶとハマっている。沼に落ちるが如く。短編集でどの作品もよかった。表題作の「僕は鳥になりたい」「天使にならなきゃ」「待っているよ」が特によかったと思う。
2018/05/16
ひかる
25年以上前の作品ながら、やっぱり西さんの漫画だなあと感じられるところが多々ありました。デビュー作でもある「待っているよ」のすれ違いが切ない。
2015/02/23
tohmek
西炯子の初期短編集。竹宮惠子の巻末エッセイが読ませる。
2010/01/02
ささ
■「僕は鳥になりたい」と「プロミス」が好きです。
2013/01/07
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