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ジュリエットの卵 (2) (小学館文庫 よE 2)

ジュリエットの卵 (2) (小学館文庫 よE 2)

ジュリエットの卵 (2) (小学館文庫 よE 2)

作家
吉野朔実
出版社
小学館
発売日
2001-01-16
ISBN
9784091913920
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ジュリエットの卵 (2) (小学館文庫 よE 2) / 感想・レビュー

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たな吉

男の人が見ている女の人と見られている女の人の実態とは、かなりな隔たりがあると、しみじみ思う。【クロッキー帳の女しかり、蛍しかり】

2014/11/12

菊蔵

台詞やシーンがとても芝居がかっていて漫画というより映画を観ているよう。芝居がかってある意味リアリティがない気もするがそこがまた心地良い。吉野さん特有の一筋縄ではいかない世界。繊細な線に酔う。

2011/09/17

ちぇしゃ

吉野朔実は母と娘の関係をありとあらゆる残酷な形で描いてますが、この作品もそのうちの一つだと思います。家族機能不全とよく言われるけど、機能不全なのが常態で、ほころびつつもそれをなんとか社会的な生活をしていくために無理のない状態に整えながら「なんとかやっていく」か共依存する。それ以外の道はないのかと高校生ながら悶々と考えたのを思い出しましたw

2014/11/08

コリエル

金沢という故郷と決別し、切れるといえば水から必ず反対されるという髪を切ることを決めたことで、水とも距離を開けることを決心する蛍。下田と過ごすことでどんどん強くなっていく蛍とは対照的に、その幼児性を捨てることのかなわない水は、蛍への執着からも解き放たれない。この2巻の段階ではそれぞれが別個の人間なのだと独立してやっていく未来もあるように思わせるが、やがて終わりがやってくる。

2018/05/22

ちゃいみー

古本屋さんで絵が綺麗だったので購入。読みながら家族への依存と自立ということを考えてた。ミナトの偏狭さ、父親かと思った。他県の大学に出ようと決めたときの自分の気持ちと人生を変えようとする螢の気持ちを少しだけ重ねて読んだ。別に近親相姦とかそんな深刻な事情はうちにはない、ちょっと親が過保護な家庭というだけ。孤独を2人で分かち合いながらも、相手がどこかに行ってしまいはしないかものすごい不安にいつも脅かされてたんだろうな。螢と下田さんのやりとりがとっても好き。とくにクリスマスは良かった。針は怖いよ〜

2014/05/01

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