いたいけな瞳 (2) (小学館文庫 よE 13)
いたいけな瞳 (2) (小学館文庫 よE 13) / 感想・レビュー
ごま
読友さんのレビューに惹かれて。初の吉野さん作品。頭の良い方なのだろうなぁ。私には難しいお話だった。足りないの知性か経験か想像力か。もう少し歳を重ねたら、また読んでみよう。
2017/03/29
還暦院erk
全巻大人買いして爆読中。第8話:ベタ黒の背景の中に沈丁花一枝、「花はまるで剣のようにふたりの間に横たわっていた」が印象的。第9話:すぐそこにある未来かも知れないガクブル。第10話:珠子さんの花嫁衣装と花束が凄くキレイ…だがお話はスラップスティック!第11話:薔薇の庭の少女の美しさ。おさげ髪の後れ毛すら魅力的…だが山本君への仕打ちは最低だ。吉野作品には時々、ピュアに見せかけたボーっと生きてる残酷無頓着美少女が出てくるね。第12話:出だしがいっちゃん好き!第13話:「こんな夜だったな」←わああ(怖)!
2019/04/28
茂吉
個人的には全5巻中で一番好きな巻。『月の桂』は、六部殺しの民話と物書きの業と、仲原の清滝に対する愛憎が渾然としていて、そのくせ冴え冴えとすること月光の如し。生物学的に殺した本人が、記憶という観点では「清滝」を殺せないどころかその逆になっているのが残酷。
2010/07/19
コリエル
つるばみが昔からダントツで好き。かぎりなく近くにあって、結局触れ合うことなく兄妹の関係へと行き着く切なさよ。
2016/04/06
tamako
「橡」「Give Me Shelter」「ささやかな不幸」「ローズ・フレークス」「本物の贋物」「月の桂」。いずれも『本物の贋物』な話だが、今の気分だとウサギ男に女装の巨漢に想像妊娠の弟に贋作造の姉にと盛りだくさんな「本物と贋物」が刺さる。
2024/06/23
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