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Jazz-Tango(小学館文庫) (小学館文庫 あA 23)

Jazz-Tango(小学館文庫) (小学館文庫 あA 23)

Jazz-Tango(小学館文庫) (小学館文庫 あA 23)

作家
秋里和国
出版社
小学館
発売日
2006-04-15
ISBN
9784091916037
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Jazz-Tango(小学館文庫) (小学館文庫 あA 23) / 感想・レビュー

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AMN

表題作、この作品がどういうテーマやメッセージ性を持っているのか私にはわかりかねた。必ずしもそういうものがあるとは限らないけど、思わず考えてしまうだけの要素がある。瑞々しい少年二人の交流から一転、児童虐待、遺伝子、性の問題、そしてホモセクシャルとエイズ…少し動揺した。対して、「万物は原子より成るということを」はとても好き。それぞれ人生を背負いながらの恋。それなりに重いはずなのに、語り口は軽快。それが一層物悲しい。「僕は男が好きですと言って、オリンピックに出れるものなら出てみなさい」いうセリフにズドンときた。

2016/03/17

伏見

表題作はきらきらなBLって感じだけどもう一編はいかにもホモ!って感じが良い ファザコンな主人公が最後父に歯向かってまで愛を選ぶことでコンプレックスを乗り越える成長するのが感動した でもこれも擬似的な近親相姦でもあるのか? 過保護な姉、死んだ旦那の愛人を旦那に繋ぎ止めることで復讐する嫁と女性もナイス 人生で号泣したことのない主人公がラスト大泣きするシーンもぐっときた 表題作はシダの意味や、歌がラストの暗示になっていたり散りばめられたエピの回収の上手さに感心した

2011/06/20

🐰

表題作「ジャズ・タンゴ」は、序盤の話の流れや登場人物の構成は好印象・・・特に、-シダれ桜 風に吹かれし若枝を 手折りて君の腕を縛らんーという場面は官能的でグッとくるものがあった。だが、最後が消化不良かな…。見切り発車で描かれたような印象。「万物は原子より成るということを」は、樋山と元素を絡めて登場させその流れで、ジャンポールとの恋愛の苦悩や父親とのしがらみがしっかり描かれていて良かった。

2010/12/03

風祭

面白かったけど、終り方が・・続きがあったら、いいのになーと思う作品。明るい家族や学校が舞台なのに、じんわりとくる怖さがある。ホラー作品と言ってもいいかも。

2010/07/26

Ma_rina

ジャズタンゴとは、男女見境なく色欲にふけること。ラストはなんともホラー。

2017/01/02

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