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紅い花 (1) (小学館文庫 つA 2)

紅い花 (1) (小学館文庫 つA 2)

紅い花 (1) (小学館文庫 つA 2)

作家
つげ義春
出版社
小学館
発売日
1994-12-14
ISBN
9784091920225
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紅い花 (1) (小学館文庫 つA 2) / 感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

ひさしぶりに再読したら心に沁みた。沁みたというより染み込んでそこに根を下ろしてしまった感じだ。先日『重版出来』という漫画を読んだ。漫画家の過酷な生活を編集者の眼から描いた作品だ。漫画で売れることが第一とされことがよく分かる内容。つげ義春が描いたような作品は、今の漫画界では相手にされないだろう。暗く、重たい世界で、読んで気持ちが晴れることはない。売れ線を狙った漫画も嫌いではない。それでも、時にはここに描かれているようなうらぶれて、寂しげでそれでいて人肌の温もりを感じられる世界に、浸っていたいこともある。

2017/05/08

アマニョッキ

つげ義春さんの作品を手に取ると、日本人で良かったなと心から思う。このえも言われぬ感覚を味わえて本当にありがたい。なんでみんなもっと読まないのかしら。あと、そろそろ本気でニコニコ堂行きたいや。

2020/06/25

ちゃりんこママ

「紅い花」はつげ作品で最も好き。田舎の野暮ったい乱暴者らしい思春期の少年が、初潮を迎えた(ここの表現に作者の優しさが滲み出てる)少女にとても優しくて、イマドキのスケベ馬鹿男共に見せてやりたいわ。

2014/08/07

たまきら

断片的で、目覚めた時に不思議な感情を抱かせる夢があるじゃないですか。この人の短編はどれもそういう感情を抱かせてくれます。いやだったり、恥ずかしかったり、悲しかったり、怒りを覚えたり。その感覚が好きで時々読みたくなるんだろうな。

2017/07/07

たつや

昔買った本がひょっこり出てきたので、読んだら、味わい深くて素晴らしかった。タイムマシンに乗った気分だ。いまの漫画は味がない。

2016/08/18

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