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カムイ伝 (5) (小学館文庫 しB 5)

カムイ伝 (5) (小学館文庫 しB 5)

カムイ伝 (5) (小学館文庫 しB 5)

作家
白土三平
出版社
小学館
発売日
1995-04-15
ISBN
9784091920355
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カムイ伝 (5) (小学館文庫 しB 5) / 感想・レビュー

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猫丸

流刑地から島抜けした七兵衛が、侍社会を解体するため商人資本を築き上げ、夢屋の主人として政治領域へ食い込みはじめる。本百姓に昇格した正助は、ようやくワタの栽培に成功、こちらも商品経済への参加を画策する。江戸はまだ終わらないが、下部構造に密かなうねりが生じている。資本主義へ接続する一本道は唯物史観の鮮やかな典型例だ。そうなると、えがかれなかった武家社会のエートスや民衆の意識も気になる。多数派は停滞を志向したのだ。250年を超える江戸の太平と退廃を良しとする大衆の狡知は、ギリギリのところでは英雄を殺すだろう。

2022/09/07

入江

良くも悪くも、漫画としてのメリハリが出てきた。どのキャラクターも味が落ち着いてきたからかも。とにかく、百姓と非人が手を結び、武士と対峙しようとする水面下の動きが楽しめた。

2017/04/21

はすのこ

カムイの成長物語として見るのではなく、当時の時代背景を見る漫画として見るべきなのだろうか。

2016/01/13

かふ

巻頭に人物紹介が付いてきた。30人近く登場人物が出てくるので助かる。すでに群像劇だ。忍者のカムイ、百姓の正助、元侍の竜之介の三本の矢が主流だけど脇役も興味深い奴が出てくる。夢の七兵衛は赤目と共に島抜けをし、商人になる。船問屋で財をなすのが面白い。

2017/02/27

ひねもすのたり

一揆を統率する苔丸がスゴ過ぎ。 えっ!小六さんってナニモノ?と思いつつ6巻へ!!

2012/10/08

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