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漂流教室 (1) (小学館文庫 うA 11)

漂流教室 (1) (小学館文庫 うA 11)

漂流教室 (1) (小学館文庫 うA 11)

作家
楳図かずお
出版社
小学館
発売日
1998-07-17
ISBN
9784091931719
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漂流教室 (1) (小学館文庫 うA 11) / 感想・レビュー

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アナーキー靴下

最終巻まで読了。映画やら何やらで知っているが原作を読んだのは初めて。子供の頃は本当に怖いし気持ち悪いしで見たくなかったけれど、今読んでみると全然怖くなく、色々な要素がぎっしり詰め込まれた珠玉のSF漫画であった。しかし子供の頃何故怖かったのかがよくわかる、というか、当時の視点で見れば恐怖の連続過ぎて無理なのである。始まりからして母親との喧嘩別れが今生の別れとなりかねない展開はあまりに恐ろしい。ラストは泣かずにはいられない。【オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Horror読書会'23】

2023/10/29

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

楳図かずおさんは久々で、図書館で見かけて、漫画はあまり読まないけれど借りてきました。ある日学校が人ごとどこかへ消えてしまう。それは荒廃した未来。こんなサバイバルな状況で少しずつ大人は狂っていくが、子供たちは賢くてたくましい。面白くて一気読み。これからどうなっていくのか気になってしょうがありません。では早速(2)へ。

2018/05/11

ころこ

ホラーの定義は「恐怖」だが、この「恐怖」を外的なものととらえれば、残虐さや幽霊をみせるジャンルということで収まりがつく。ところが、幽霊は外的なのか内的なのかと考えるところからホラーとは何かという問題が立ち上がる。ホラーの内的な定義は、恐らく「自分の中の不全感をみつめること」となるだろう。本作は「血が出る」から怖いのではない。この内的な不安感や不全感を表象しており、教室がどこにあるのか分からないたものなので怖いのだ。

2022/09/19

蛇の婿

言わずと知れた楳図先生の大傑作。子供の頃に読んだときは登場する大人たちが全員そろってやたら理不尽だったように思ったのだけれど、今読み直すと意外とそうでもなかったのでちょっと吃驚。…しかしよくもまぁここまで絶望的な状況に子供たちを配置したものですよねこれ。細部に至ってかなり忘れており大変面白く読了。

2018/09/01

とびほびこび

小さい頃読んだ記憶ではストーリーは忘れてしまっていたが黒ベタの闇と恐怖に歪む登場人物の顔がとても怖く、何十年たった今もその記憶ははっきりと残る。ページを開き1ページ目からいいようのない胸の高まりを覚え、あっという間に読み終えた。恐怖に打ち勝てない大人達のあさましさと聡明な少年翔がクラスメイトをまとめ恐怖に立ち向かう。鍵となりそうな三輪車の子供も気になり、2巻以降も大人買いする事間違いなし。著者はバラエティ出演や自宅の話題が最近のイメージだが、この本を読むに氏の漫画に対する熱狂的なファンが多いのも頷ける

2013/05/06

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