低俗霊狩り (下) (小学館文庫 おA 2)
低俗霊狩り (下) (小学館文庫 おA 2) / 感想・レビュー
鱒子
下巻がこのシリーズの見どころ。期待を裏切らない面白さ!90年初頭の作品なので、古い感じは否めません。主人公の美人口寄せ屋の副業は、アダルトビデオ(本当にVHSのビデオ)の評論家です。エロとホラーと、ギャグと絶望感の混在する作品。「公園の散歩者」名作です。
2016/09/19
misui
よく「時代の空気が反映されている」などと言うものだが、本作は時代そのもの、原液のような作品だった。未収録分があるので完全版を手に取りたいところ。
2015/04/01
更紗蝦
このシリーズは『コミコミ』に掲載された分しか知らなかったので、絵柄の変遷にはびっくりしました。主人公の流香魔魅のキャラクター性はそれほど変化がないのに、相棒の水前寺龍揮はスケベさと鬼畜さがやたらに増大していて、かなり意表を突かれました。
2013/08/11
みなせもみじ
短編マンガのオススメを聞かれた時に挙げておくと、誰ともかぶらないので素晴らしいです。特に下巻をお勧めします。下巻は長編と短編どちらも傑作が混入。注意点として、文庫になる前、白泉社出版のものだと確か短編は収録されていなかったはずですので気を付けて下さい。個人的にはこの後の奥瀬サキ作品になると、氏の方向性がよりマイノリティなものに走って行く気がしています。大衆・万人向けと彼個人が描きたいものとの交点かつ頂点がこの作品であると私は思います。絶妙な塩梅に酔いしれてください。
2013/02/22
Kerberos
鯨の話が好き。
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