からくりサーカス (12) (小学館文庫 ふD 34)
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からくりサーカス (12) (小学館文庫 ふD 34) / 感想・レビュー
うさみP
サーカスの最終幕開演。「勝」という歯車がカチリと嵌ったことで動き出す新たな物語。大きなお金を持っているだけなのに。小さな傷だった後ろめたさが裂け広がり、我が身一つが逃げた先に待っている「誰か」の宿業。導入に少し無理を感じたのが残念。最初から最後まで見届ける尊い勇気。「永久に~」の問いに対して、医者は永遠を生きる事ができるなら「恋」もできるんじゃないかと返す。惚れてしまうやろ。血の運命から逃れ、愛おしい誰かと共に永遠を生きる。ロマンチックだけど、それすら復讐劇の一端と考えると虚しさも感じる。
2018/04/17
サテヒデオ@ダイナミックひとり
本作は「繋げる」の物語だ。繋げるとは即ち「託す」ことだ。それは事を託すに足ると「信じる」ところから始まる。明日へと繋がる「希望」こそが人の営為であり、扉を開く鍵となる。そして「愛」もまた。ついに物語の核心、燃えと萌えの逸話が語られるゥ!
2018/04/28
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