七夕の国 3 (小学館文庫 いK 3)
七夕の国 3 (小学館文庫 いK 3) / 感想・レビュー
JACK
☆ 超能力者を輩出する丸川町の神官、丸神頼之は強大な力を持つ「手がとどく者」だった。彼の作り出す「球」は人や車やビルさえも消し去る。強い力を持つ者は強い力を求める者を引き寄せてしまう。力を求める政治家の雇った民間軍事会社と警察が丸川町に介入した事で物語は残酷な展開を迎える。千年続く町の祭り、その地の人々を拘束する鎖の様な考え方、何も出来ない無力感。重くて辛い展開の中で、南丸の前向きな考え方に救われます。難しい物語を上手くまとめている印象。さすがです。
2024/08/07
ちんれん
連休7冊目 真打ち登場。どんどん話の核心に迫って行きます。
2016/11/21
はすのこ
非常によく練り込まれた短編である。是非とも見てほしい。
2016/10/11
本を読むのは寝室派
(良作)善悪とは何か、人間のエゴについて考えさせられる、不思議な気持ちになる展開でした。
2024/01/07
紫雲寺 篝
大規模になる力の行使。収束する物語。ついに登場した丸神先生。この町の行方は……!?表紙を見て、ギャグ漫画と言っても通じそうだな、と思った。それくらい主人公がほっこりしていて、いい立ち位置にいる。物語が収束していく様は圧巻だった。寄生獣でもそうだったが、明確な答えは用意してないし、それでいいと思う。これは町にかかる呪いの物語だったのかな、と思う。悪意か善意か、罹った人は囚われてしまうような。だから、主人公の一件拙い力説は、ちょうど良かったのかも。だいぶ読むのにパワーがいるけれど、面白かった。
2016/10/24
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